数字で見る女性活躍と両立支援
セブン工業の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、木材・木製品、家具・装備品製造業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス
- 求職者向けトピックス
木材・木製品、家具・装備品製造業には、主として製材及び単板(ベニヤ)、合板、屋根まさなど木製基礎資材を製造する事業所並びにこれら…
採用
採用者の性別割合
男性
78.3%
女性
21.7%
正社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率
男性
2.2倍
女性
3.8倍
正社員
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績
男性
7人
女性
ー人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数
487人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比
男性
81.9%
女性
18.1%
正社員
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数
男性
16年
女性
12年
正社員
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率
63%
正社員
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率
男性
ー%
女性
ー%
正社員
「木材・木製品、家具・装備品製造業」の業種平均の育児休業取得率(男性)は、全体平均よりも高くなっています。取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間
29時間/月
対象正社員
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率
15.6%
10人/64人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率
2.4%
2人/84人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率
ー%
ー人/10人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)
76.5%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)
74.5%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)
59.6%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
日本標準産業分類における「木材・木製品製造業(家具を除く)」、「家具・装備品製造業」は、木材を利用して建材や日用品、家具、装備品を製造する業種です。これらの分野で働く際の主な特徴は、伝統的な手作業技術と機械化された最新技術の融合が求められ、製品の機能性、デザイン性、品質管理、安全性に対する厳しい基準がある点です。特に、木材は再生可能な資源であり、持続可能な製材プロセスやリサイクルの利用など、環境への配慮が重視されています。
「木材・木製品製造業」では、主に住宅用の建材や日用品を製造し、木材の特性を理解して加工することが求められます。例えば、柱や梁、フローリング材、合板などの建材や、木箱やパレットなどの包装用品が製造されています。木材の種類によって強度や加工性が異なるため、職人や作業員はこれらの特性を把握し、適切な工具や機械を使用して加工を行います。機械化が進む一方で、細かい仕上げや特殊な製品においては手作業も重要な役割を果たしています。
「家具・装備品製造業」では、テーブル、椅子、キャビネットなどの日常生活で使用される家具が製造され、デザインと機能性が両立する製品作りが求められます。現代のトレンドに対応したデザイン性が重要視され、特にインテリア家具では美しさと実用性の両方が追求されます。職人技も大切で、高級家具やカスタムメイド家具の製造には、手作業による精密な彫刻や塗装が必要です。一方、大量生産の製品では、機械化による効率的な生産が行われ、品質管理と安全性の確保が重要な役割を果たします。
また、近年はカスタムメイド家具の需要が増加しており、顧客の要望に応じたオーダーメイド製品の製造が増えています。このため、細かなコミュニケーション能力やデザイン提案力が求められ、顧客の要望を的確に反映するためのヒアリング力も重要です。さらに、製品の耐久性や機能性、安全性が重視され、特に子供用家具や医療・介護施設向けの装備品には有害物質を使わないことや、利用者の安全を考慮した設計が求められます。
労働環境としては、工場勤務が中心で、機械操作やライン管理、手作業での仕上げなど、多様な作業を行うため、体力や手先の器用さが求められます。また、製材所や工場では重い木材や家具を扱うことが多く、体力的な負担が大きいことがあります。職人としての技術を磨けば、独立して自分のブランドを立ち上げることも可能であり、キャリア形成において職人技が高く評価される分野でもあります。