数字で見る女性活躍と両立支援
日本ナレッジスペースの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、情報通信業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
情報通信業には、情報の伝達を行う事業所、情報の処理、提供などのサービスを行う事業、インターネットに附随したサービスを提供する事業…
採用
採用者の性別割合

男性
78.9%
女性
21.1%
技術職
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
8.3倍
女性
9.1倍
技術職
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
46人
女性
7人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

130人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
80%
女性
20.0%
技術職
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
ー年
女性
ー年
技術職
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率

66.2%
技術職
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
67%
女性
100%
技術職
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

7.8時間/月
その他
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

20.0%
ー人/ー人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

ー%
ー人/ー人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

ー%
ー人/ー人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

ー%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

ー%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

ー%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
1.女性の能力を活用するための取組について
・スキルアップを支援する学習機会の提供
充実した学習支援として「Udemy」や「オライリー」、ビジネス書・教養書要約放題サービス(flier)を完全無料で提供しています。
これにより、女性社員が自身の興味やキャリア目標に合わせて、専門スキルやビジネス知識を主体的に習得できる機会を設けています。
また学習の成果として、各種資格を取得した際の資格報奨金制度(70種類)も設けており、支援しております。
・女性管理職育成プログラム:次世代のリーダーを育成
女性管理職育成プログラムとして、将来のリーダー候補となる女性社員に対し、
管理職として必要なスキルやマインドセットを学ぶための特別な育成プログラムを用意しています。
これにより、キャリアパスを明確にし、次世代の女性リーダーの育成を強力に推進します。
・女性の健康をサポートする制度
女性向けの健康診断補助として、希望者に対して、乳がん検査 (マンモグラフィ・超音波エコー)、子宮頸がん検査を実施。
女性の体調維持補助制度として、オンラインでのピル診療、低用量ピルの提供をしています。
「365日24時間の健康相談サポート窓口」の設置に加え、「無料の産婦人科相談窓口」も設置しております。
また、メンタル面のサポートとして、外部カウンセラー(公認心理師)との年に1回の面談を業務扱いで必須とし、
適時直接ホットライン相談ができる体制も整えております。
2.男性の育児参加を支援するための取組について
・男性育児休業の取得促進:仕事と育児の調和を応援
男性社員も育児に積極的に参加できるよう、育児休業の取得を積極的に推奨しています。
取得しやすい雰囲気作りに加え、スムーズな業務の引き継ぎをしっかりと行い、取得者が安心して育児に専念できる環境を整えています。
実際に、6ヶ月間の育児休業を取得した社員もおり、男性社員が育児に参加しやすい環境が着実に整っています。
男性が育児休業を取得することで、夫婦で協力して子育てができるだけでなく、男性職員自身のキャリア形成においても新たな視点や経験を得ることができます。
会社全体で、男性職員の育児参加を応援し、仕事と家庭の調和を図れる職場環境づくりを進めています。
このような当社の取組が評価され、東京都の「TOKYOパパ育業促進企業」にも認定、「こどもスマイルムーブメント」の登録もされております。
3.仕事と家庭・その他の活動が両立できるようにするための取組について
・子どもの看護休暇制度:急な体調不良も安心
子育て中の社員にとって、お子さんの急な体調不良は大きな不安要素です。
当制度はお子さんの病気やケガの際、周囲を気にせず休暇を取得できるため、特に免疫力の低い乳幼児期の子育てを強力にサポートします。
この制度により、社員は大切な家族のケアに専念でき、安心して仕事に取り組むことができます。
・時間単位での休暇取得:柔軟な働き方を実現
突発的な用事や短時間の調整が必要な場合でも、時間単位で休暇を取得できるようにしています。
これにより、お子さんの学校行事への参加や通院など、細切れの時間を有効活用でき、より柔軟な働き方を実現します。
・リロクラブ:プライベートの充実と家計をサポート
社員とそのご家族の皆様の余暇活動を支援できます。
全国の施設やサービスを会員優待価格で利用できるほか、レジャー割引に留まらず、ランドセル購入割引など日々の暮らしに役立つ特典も満載です。
家族の時間を豊かにし、家計の負担軽減にも貢献します。
・リゾートステイ制度:家族の絆を深める特別な時間
社員とそのご家族の心身のリフレッシュの為、全国の提携ホテル(430施設)に割引価格(最大80%割引)で宿泊できます。
この制度を活用することで、家族旅行を通じてかけがえのない思い出を作り、絆を深めることができます。
当社は、社員のプライベートの充実を支援し、心身の健康維持を促進します。
・野菜摂取補助制度:健康的な毎日と社会貢献を両立
当社では社員とそのご家族の健康的な食生活をサポートしています。
毎月5kg(7~9品目)の規格外野菜を宅配便で社員のご自宅へ直送しております。
食品ロス削減に貢献しながら、新鮮で安心な野菜を手軽に摂取できます。
特にお子さんのいるご家庭では、食育にも役立ち、社員の皆さんの健康的な毎日を応援するとともに、持続可能な社会の実現にも貢献しています。
4.男女がともに働きやすい職場づくりのための取組について
・定期的な上長サポート:不安を解消し、働きやすい環境を
当社では、所属課の上長による定期的なサポートを徹底しています。
これにより、社員が職場環境や業務に関して抱える不安や疑問を早期に把握し、迅速に是正する取り組みを行っています。
上長との密なコミュニケーションを通じて、安心して業務に集中できる働きやすい環境を常に維持しています。
・懇親会で親睦を深める:情報交換と絆を育む場
所属課のミーティングや全社員会議の後には、懇親の場を設けています。
参加を促すよう懇親会の飲食費は6,000円/人まで、会社が負担しています。(全体会議後の懇親会費用は、全額会社負担)
社員同士が気軽に情報交換や共有を行い、互いの親睦を深める貴重な機会を提供しています。
これにより、部署間の連携強化や、より円滑な人間関係の構築を促進し、チームワークの向上に繋げています。
・意見反映の仕組み:貢献を促す
当社は、管理職問わず意見反映が公平に評価され、社内改善・貢献が多く反映されるような制度を運用しています。
新規福利厚生案の提案制度や社内目安箱を設置し、社員からの意欲的な意見やアイデアを積極的に取り入れています。
現場のニーズに即した施策をタイムリーに導入することで、より働きやすい職場環境を共に作り上げています。
・再社会復帰サポート体制:ブランクを乗り越え、安心して職場へ
育児や介護などで一度職場を離れた社員が、安心してスムーズに社会復帰できる手厚いサポート体制を構築しています。
ブランクに対する不安を解消できるよう、会社全体で、特に直属の上長が手厚くサポートし、安心して職場に戻り、再び活躍できる環境を提供しています。
・仕事と家庭の両立:ワークライフバランスの推進と心身の健康維持
社員の心身の健康は、企業の持続的な成長に不可欠です。
当社では、週単位で従業員の稼働時間を細やかにチェックし、過度な負担がかかる状況を未然に防いでいます。
この徹底した時間管理により、残業時間の平均値と中央値を3年連続で10時間以下に抑制することに成功しています。
これにより、従業員がワークライフバランスを保ち、健康で充実した働き方を実現できる環境を整備しています。
・公平な評価と昇進:成長を促す
当社は、性別に関わらずすべての社員が公平に評価され、能力に応じてキャリアアップできるような制度を運用しています。
昇給制度や管理職への昇進基準を明確に設定し、公平な評価と昇進を保証しています。
これにより、社員は自身の努力が正当に評価されることを実感し、高いモチベーションを持って業務に取り組めます。
・公平な人材配置と男女共同参画の推進
当社は、各部署や管理職の男女比に偏りが出ないよう配慮し、社員配置を行っています。
また、メンターや上長の設定においても男女のバランスを考慮しています。
男女が共に積極的に関わる機会を設けることで、性別の垣根を超えたスムーズな運営を実現し、多様な視点と能力が最大限に活かされる職場環境を築いています。
長時間労働是正のための取り組み内容
毎週、週報というものは社員に提出してもらい週単位で稼働をチェックしている。高稼働の場合は顧客先へ稼働調整を依頼し、残業時間の削減に取り組んでいる。また、残業の中央値なども管理している。
その他関連する取り組み内容など
経済産業省 認定 健康経営優良法人(ブライト500)
日本次世代企業普及機構(ホワイト財団) 認定 ホワイト企業認定 プラチナ
ハタラクエール2025 優良福利厚生法人
厚生労働省 認定 がん対策推進優良企業
厚生労働省 認定 がん対策推進パートナー賞
全国健康保険協会 認定 全国健康保険協会 認定
全国健康保険協会 健康企業宣言
東京都 認定 東京ライフ・ワーク・バランス
東京都 認定 TOKYO働き方改革宣言
東京都 TOKYOパパ育業促進企業
大阪府 男女・いきいき元気宣言
東京都 こどもスマイルムーブメント参画
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
「情報通信業」は、ITや通信インフラを通じて情報の生成・伝達・管理を行う産業で、デジタル社会の基盤を支えています。AI、5G、クラウド、IoTなど技術革新が急速に進んでおり、常に新しい知識やスキルの習得が求められます。ソフトウェア開発やデータ分析、サイバーセキュリティなど専門性の高い業務が中心で、柔軟な働き方やリモートワークも広がっています。国際的なプロジェクトも多く、語学力やマネジメント力も重要です。成長性・安定性が高く、高収入や多様なキャリアパスも期待できる分野です。