数字で見る女性活躍と両立支援
古河電気工業の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、鉄鋼業、非鉄金属・金属製品製造業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
鉄鋼業には、鉱石、鉄くずなどから鉄及び鋼を製造する事業、鉄及び鋼の鋳造品、鍛造品、圧延鋼材、表面処理鋼材などを製造する事業が分類…
採用
採用者の性別割合

男性
83.8%
女性
16.2%
正社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
10.5倍
女性
7.9倍
事務系
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
139人
女性
17人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

3957人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
86.8%
女性
13.2%
正社員
「鉄鋼業、非鉄金属・金属製品製造業」の業種は、全体平均と比較して、従業員の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、平均としては、従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
19.7年
女性
15.6年
正社員
「鉄鋼業、非鉄金属・金属製品製造業」の業種は、全体平均よりも勤続年数が長い傾向にあることから、中長期的なキャリア設計に適している業種ともいえそうです。
働き方
有給休暇取得率

67.9%
正社員
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
77.2%
女性
115.4%
正社員
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

23.4時間/月
対象正社員
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

14.4%
89人/618人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

5.4%
60人/1108人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

14.3%
6人/42人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

73.1%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

72.9%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

70.8%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
女性活躍に関する社内制度の概要
・職種、雇用形態(派遣労働者→正社員)転換制度あり
・再雇用、中途採用実績あり
・セクシャル・ハラスメントに対する一元的な相談窓口あり
仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要
・法定を上回る育児休業期間(満3歳まで最大2回、積立休暇充当可)
・フレックスタイム制度あり
・在宅勤務制度あり
・短時間勤務制度あり
・病気や不妊治療に対する休暇あり
・有給休暇の時間単位取得制度あり
・出生時育児休業への積立休暇充当可
長時間労働是正のための取り組み内容
・労使時短検討委員会で実態把握、改善事項の確認を実施
・ノー残業デーの実施
・経営トップからの働き方改革のメッセージ発信及び各支社・事業所にて従業員との働き方改革についての対話活動を実施
・働き方改革専任組織の設置
その他関連する取り組み内容など
○女性登用に関する目標・内容
(1)管理職層に占める女性比率7%を目指す
(2)係長級に占める女性比率15%を目指す
(3)大学卒採用者の女性比率40%を目指す
■「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に賛同(2017年6月)
■ポジティブアクション宣言(2017年6月)
■イクボス企業同盟加入(2017年6月)
■働き方改革(HK)・ダイバーシティ推進(D&I)」委員会設置による、女性登用に向けた経営トップの旗振り推進(2021月4月)
■HRBP導入による、女性の配置・登用の計画的な実行における部門との連携強化 (2022年4月)
■部門横断による、男性育休取得促進プロジェクトの立ち上げ(2023年4月)
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
「鉄鋼業」、「非鉄金属製造業」、「金属製品製造業」は、建設・自動車・機械など幅広い分野を支える基幹産業で、精密な加工技術や品質管理が求められます。高温・高圧環境や大型設備の中で、安全対策を徹底しつつ自動化や環境配慮への対応も進行中。現場では体力や機械操作スキルが必要で、技術を高めることで製造・品質・保全・設計など多様なキャリアに発展できます。リサイクル素材やカスタム製品への対応も進み、持続可能性と技術革新が両立する成長分野です。
