日本証券クリアリング機構
・金融商品取引法に基づく有価証券の売買その他取引に係る清算業務 ・商品先物取引法に基づく商品の売買その他取引に係る清算業務 ・上記に掲げる業務に附帯又は関連する業務
データ集計:2025年3月時点
数字で見る女性活躍と両立支援
日本証券クリアリング機構の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、分類不能の産業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
分類不能の産業には、産業分類上、いずれの項目にも分類しえない事業所が分類されます。転職・就職活動では、まずは業種の内容を網羅的…
採用
採用者の性別割合

男性
64.6%
女性
35.4%
全社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
ー倍
女性
ー倍
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
13人
女性
5人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

95人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
69.9%
女性
30.1%
全社員
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
17.8年
女性
18年
全社員
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率

ー%
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
90.5%
女性
100%
全社員
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

10.6時間/月
その他
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

28.8%
ー人/ー人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

10.4%
59人/567人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

21.4%
ー人/ー人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

69.1%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

71.7%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

64.9%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
長時間労働是正のための取り組み内容
・フレックスタイム制及び在宅勤務制度を導入
・部室ごとに総労働時間を見える化し、各部室長、役員に連携して、休暇取得を含む労働時間管理を徹底
その他関連する取り組み内容など
■全社員1248人 女性376人(30.1%)
■一月当たりの労働者の平均残業時間(法定外)
全社員(非管理) 10時間40分
GS職 13時間21分
SS職 2 時間11分
■年次有給休暇の取得率
全社員 68% (13.6日)
■女性管理職比率
10.4%(59人)
「管理職」は、部下を持つ職務以上の者、部下を持たなくてもそれと同等の地位にある者、2025年4月1日時点の数値
■新卒採用数30名(うち女性12名)
■女性の育児休業取得者数:9人
■男性の育児休暇(有給)取得者数:9人
■男性の育児休業(産後パパ育休)取得者数:10人(男性の育児休業取得率は47.6%)
■各種報告書での情報開示の有無等 CSR発行有無:(無)、統合発行有無:(有)、統合記載有無:(有)
○時間外労働と休日労働の合計が、全ての雇用管理区分で各月全て45時間未満である
- フレックスタイム制を導入及び在宅勤務制度を導入
- 部室ごとに総労働時間を見える化し、各部室長、役員に連携して、休暇取得を含む労働時間管理を徹底
・女性活躍推進の取組
時間制約のある社員の両立支援、活躍促進のほか、社内だけではなく、社外でも学ぶことができる研修制度を実施しています。
- 法定以上の育児、介護休業制度、柔軟な時短勤務制度の導入及び育児・介護両立支援制度の情報提供、社内周知
- 女性社員の育児休業中の復職前面談の実施や、配偶者が出産した男性社員とその上司に対し、育児関連制度の情報の提供及び保育園等の相談対応
○その他、女性活躍推進の取組のほか、全社員が活躍するための主な取組みについては、弊社HPをご覧ください。
https://www.jpx.co.jp/corporate/sustainability/jpx-esg/employee/index.html
〇グループ内各社において単一の人事制度を運営し、グループ会社間での出向という形を用いながら通常の人事異動を実施しているため、(株)日本取引所グループ及び(株)日本取引所グループの事業運営の中核を担う子会社における数値となります。
掲載日:2014年08月15日 更新日:2022年07月22日(2014年度数値更新)、2016年10月18日(2015年度数値更新)、2017年9月4日(2016年度値更新)、2018年11月12日(2017年度値更新)、2019年11月11日(2018年度値更新)、2020年10月26日(2019年度値更新)、2022年1月11日(2020年度値更新)、2022年7月22日(2021年度値更新)、2023年6月8日(2022年度値更新)、2024年7月30日(2023年度値更新)、、2025年6月3日(2024年度値更新)
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
「分類不能の産業」は、既存の枠に収まらない新興分野や複数業種を融合した事業が中心で、革新性と柔軟性が求められます。業務領域が広く、テクノロジーや多分野の知識を活かして新たな市場や価値を創出する力が重要です。働き方も多様で、フレックスやリモート勤務などが浸透。変化対応力や挑戦心があれば、短期間での成長やキャリアアップも可能で、グローバルな視野を持って活躍できる機会が広がる業界です。
