数字で見る女性活躍と両立支援
シスコシステムズの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、情報通信業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス
- 求職者向けトピックス
情報通信業には、情報の伝達を行う事業所、情報の処理、提供などのサービスを行う事業、インターネットに附随したサービスを提供する事業…
採用
採用者の性別割合
男性
80.3%
女性
19.7%
営業
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率
男性
ー倍
女性
ー倍
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績
男性
325人
女性
90人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数
1180人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比
男性
80.3%
女性
19.7%
営業
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数
男性
9.7年
女性
7.8年
営業
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率
ー%
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率
男性
69.2%
女性
100.0%
正社員全体
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間
19.2時間/月
対象正社員
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率
20.6%
ー人/ー人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率
11.6%
ー人/ー人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率
14.6%
ー人/ー人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)
82.3%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)
82.3%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)
58.5%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
1984年にルータやスイッチと呼ばれるネットワーク機器を提供する企業として創業したシスコは、インターネットの発展とともに進化を遂げてきました。常に市場の変化を見据えた事業変革を続け、テレワークの基盤ともなるビデオ会議システムやウェブ会議ソフトウェア、コンピュータ・サーバー、クラウド、セキュリティなどに事業領域を拡大し、デジタル化によるお客様のビジネス変革を総合的にご支援するソリューション、ソフトウェア、サービスの提供に注力しています。
シスコジャパンでは、このようなグローバルな事業変革の価値を日本のお客様にお届けするとともに、近年では、日本の市場やお客様のニーズにより的確にお応えできるように、真に日本に根ざした企業となるべく、日本独自の経営変革の取り組みを強力に推進してきています。
シスコでは、多様な社員が自由闊達に意見やアイデアを出し合い、コラボレーションすることこそが、このようなイノベーションやビジネス変革の原動力になると確信しています。そこで、社員一人ひとりにとってよりよい職場環境を提供するために、2015年から新たにPeople Dealと呼ぶ人事のフレームワークを導入しました。これは、会社が社員に提供するものと会社が社員に期待するものを明確にして、相互にコミットメントする形で、会社のビジネス成長と社員の自己実現を両立、最大化していこうという考えです。
シスコジャパンでは、業界での競争力と社員の体験を高めるべく、社員の採用、育成、処遇、報奨、福利厚生などの人事管理や社会貢献に関して、たゆまぬ努力を重ねてきました。とりわけ、現在、日本のビジネス社会で喫緊の課題となっている、人材の多様性と働き方改革については、先駆けとなるような先進的な取り組みに挑戦し、大きな成果をあげてきたと自負しています。
人材の多様性に関して、シスコではインクルージョン&コラボレーションと呼んでいますが、人事プログラムとしてではなく、重要な経営戦略に位置づけ推進してきています。日本では「Women Of Cisco (優秀な女性社員の獲得、育成、維持)」、「Future Of Work Practices (革新的で多様なワークスタイルの推進)」、「Connected Disabilities Awareness Network (障がい者が会社と社会に適応しやすい環境整備)」、「Emerging Talent@Cisco (若手社員の活躍と革新的なアイデアの奨励)」、「PRIDE (LGBTQの社員にとって働きやすい職場づくり)」、「Cisco Citizen Network (社会への還元と社員間の強い絆づくり)」の6つを重点テーマに設定して社内コミュニティを設け、社長直属で構成する役員を中心にした部門横断的なリーダーシップチームのもとで、高い問題意識をもちボランティアで応募した社員が中核となり、現場の意見と自主性を最大限に尊重しながら施策を展開しています。
その他関連する取り組み内容など
受賞情報 https://www.cisco.com/c/ja_jp/about/award.html
●2018年度版「働きがいのある会社(Great Place to Work)」ランキング 大企業部門 1 位
●2020年度版「働きがいのある会社(Great Place To Work)」ランキング 大企業部門 3 位
●2021年度版「働きがいのある会社(Great Place to Work)」ランキング 大企業部門 1 位
●2022年度版「働きがいのある会社(Great Place to Work)」ランキング 大企業部門 2 位
●2023年度版「働きがいのある会社(Great Place to Work)」ランキング 大企業部門 1 位
●Meraki Go が「2019 年度グッドデザイン賞」を受賞
●東京都『心のバリアフリー』サポート企業に登録
●PRIDE 指標 2018,2019,2020 でゴールドを受賞
●総務省テレワーク先駆者百選に選定
●平成 27 年度「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」優秀賞
●第 2 回 エンパワー メント大賞 優秀賞
●第 14 回「テレワーク 推進賞」会長賞
●第 26 回 日経ニューオフィス賞 近畿ニューオフィス推進賞
●ゴールド (グローバル オーガニゼーション フォー リーダーシップ アンド ダイバーシティ) ブリッジ ビルダー アワード 企業部門
GOLD (Global Organization For Leadership and Diversity )
Bridge Builder Awards, Corporate Category
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
日本標準産業分類における「情報通信業」は、IT技術や通信インフラを活用し、情報の生成・伝達・処理・保管を行う重要な産業であり、テクノロジーの進化とデジタル社会の発展を支える役割を担っています。技術革新が非常に早く、5G、AI、クラウド、IoTなどが急速に発展する中、常に新しい知識を習得し続ける必要があります。企業のデジタル化を促進し、ソフトウェア開発やクラウドサービス、データ分析などが幅広く利用されています。
業務では高度な専門知識とスキルが求められ、プログラミングやネットワーク技術、サイバーセキュリティなどの専門分野でのスキルを磨くことが重要です。資格の取得はキャリアアップに有利で、情報処理技術者やネットワーク関連の資格が役立ちます。また、リモートワークがしやすい環境であり、フレックスタイム制など柔軟な働き方も普及しています。多くの業務はプロジェクト単位で進められ、プロジェクトマネジメント能力やコミュニケーション能力が求められます。クリエイティブな要素も強く、ソフトウェア開発やデジタルコンテンツ制作では創造的な解決策が重要です。
また、この業界はグローバルに展開しており、国際的なビジネスやプロジェクトに参加する機会も多く、英語などの外国語スキルも求められる場合があります。成長性が非常に高く、クラウドサービスや5G技術、AIの進展により今後も需要が拡大すると見込まれています。デジタルインフラの維持と発展に対するニーズが安定しているため、景気に左右されにくい業種です。加えて、情報通信業は高収入の傾向があり、特に高度な技術を持つエンジニアやデータサイエンティストは高収入が期待できます。キャリアアップの可能性も多様で、技術者からプロジェクトマネージャー、経営者や起業家へと進む道も開かれています。
さらに、メディアやエンターテイメント業界でも、デジタルコンテンツの制作が進み、ゲーム開発や動画制作などの分野でクリエイティブな仕事が広がっています。ユーザー体験(UX)の重視も進み、デザインやインターフェース設計の役割がますます重要になっています。