ロイヤル

数字で見る女性活躍と両立支援

ロイヤルの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、宿泊業、飲食サービス業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。

採用

従業員

働き方

キャリア

賃金

女性活躍と両立支援の取り組み

ロイヤルグループでは、全ての従業員が仕事とプライベートを両立できる人生設計を支援し、多様な働き方を推進しております。
■仕事と家庭を両立しながら、社員全員が生き生きと　働ける環境を作る。
■男女問わず、出産・育児を両立できる組織風土や職場環境の整備を図る。
上記の取り組み方針を掲げ、従業員ひとりひとりがその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り働きやすい雇用環境の整備を行い、会社と従業員がともに持続的成長を目指しております。
その中でも、若年女性の離職率が高いことがこれまでの課題のひとつであったため、育児休業の取りやすい環境整備、安心して復職できる体制作りや女性特有の健康課題の解消に力を入れております。相談窓口の設置、エリア社員や短時間社員の選択肢、また2023年には新人事制度としてナショナル社員の家庭の都合による一時的な転勤免除の制度も生まれました。多様な働き方を受け入れることで、店舗のリーダーである女性店長が増え、そのモデルケースを目指す社員も多く活躍しています。妊娠・出産が理由の退職もゼロとなり、育児休業取得後の女性は100%復職しております。もちろん男性育休推進も行っており、23年度は取得率6割を超えました。
キャリア形成の観点では、新人事制度で管理職候補の職位である「Ｍ０」という職位が設けられました。管理職への抵抗や不安を和らげながら少しずつステップしていく仕組みにより、女性管理職増へとつなげる狙いです。
学生のみなさまにも女性にとって働きやすい職場である認識を持っていただき、近年の採用は女性が増加しております。現在、20代社員の女性比率は56％と半数を上回っており、女性が活躍できる会社として企業イメージの向上に寄与しております。今後もワークライフバランスを大事にする企業として様々な取り組みを行う予定です。

女性活躍に関する社内制度の概要

■職種・雇用形態転換制度、正社員再雇用・中途採用制度
■ナショナル社員の一時的な転勤の免除制度(通算8年間)
■自己成長のためのe-ラーニング制度
■女性管理職者研修制度

仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要

■法令を上回る育児短時間勤務制度の導入
　（子が小学校3年生の年度末まで育児短時間勤務可能）
■在宅勤務・テレワーク・フレックスタイム制度
■年次有給休暇半日単位取得制度
■仕事と家庭の両立支援サイト公開
■仕事と家庭の両立支援について電話とメールによる相談窓口の設置
■両立支援を目的とした人事制度情報や制度利用のマニュアル化
■育児休業取得社員のレポート共有
■育休中社員を集めたパパママ会の開催

長時間労働是正のための取り組み内容

勤怠システムによる労働時間の可視化、IT活用による業務効率化。営業時間の短縮、定休日の導入。オフィス消灯施策の推進。 

その他関連する取り組み内容など

※上記項目内における「正社員」「正規雇用労働者」は当社における月給制従業員の総称を指し、「非正社員」「非正規雇用労働者」は時給制従業員の総称を指すものであります。
以下全てグループ連結データ

■正社員 合計：1.843人（うち女性：471人）※女性比率：25.6％
　非正社員 合計：20,225人（うち女性：14,285人）※女性比率：70.6％
■正社員男女別平均年齢 ：【男性】47歳0カ月　【女性】39歳5か月
■新規学卒入社：44人（うち女性26人）
　中途採用入社：96人（うち女性43人）
■管理職に占める女性労働者の割合：10.9%（30人）【管理職全体：274人】
■男女別育休取得者数：23人（男性13人、女性10人）
■男女別の育児休業取得率：男性61.9%、女性100%
■育児休業復職率：100％

【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴

日本標準産業分類における「宿泊業、飲食サービス業」は、観光業や外食産業の基盤を支える重要な産業であり、顧客サービスがその中心にあります。

この業種の特徴として、シフト制勤務が一般的であり、早朝や深夜、週末などの勤務も多く、繁忙期や観光シーズンに応じた働き方が求められます。労働環境においては、チームで業務を進めることが多く、スタッフ間でのコミュニケーションが業務のスムーズさを左右します。

さらに、外国人観光客の増加に伴い、英語などの語学スキルも重視されるようになっています。関連資格の取得もキャリアアップに直結し、ソムリエや調理師、フードコーディネーターなどの専門資格が評価される職場も多いです。特に高級ホテルやレストランでは、こうした資格が重要な要素となります。

一方で、体力的・精神的な負担も大きく、長時間の立ち仕事や、顧客からのクレーム対応などが日常的に発生します。そのため、ストレス耐性や冷静な対応能力が求められ、同時に複数の業務をこなすマルチタスク能力も必要です。それでも、スキルを磨くことでキャリアアップの機会は多く、現場スタッフから店長やマネージャーへ昇進し、さらには独立して自分の店舗を経営する道も開かれています。また、これらのスキルは他の業種でも応用が利き、特にホスピタリティやコミュニケーション能力はどの業界でも評価されます。

グローバルな働き方も増えており、外国人観光客への対応や、海外での就職機会も広がっています。特に日本のサービスや日本食が海外で評価されているため、日本国内での経験を生かして海外でキャリアを築くことが可能です。

衛生管理や施設管理も重要な業務の一環です。飲食サービス業では、食品衛生法に基づいた安全な調理や食材管理が必須であり、宿泊業では清潔な施設維持や安全対策が重視されます。また、デジタル技術の導入が進んでおり、宿泊業では予約管理システムやオンライン予約が普及しています。さらに、SNSやレビューサイトの評価が集客に大きく影響するため、オンラインでの評判管理も重要です。

収入面では、初任給は低めですが、経験や役職に応じて昇給の機会があり、店長やマネージャーなどの管理職になると収入が大幅に増える可能性があります。観光業や外食産業は景気に影響されることはありますが、基本的には需要が安定しており、今後も成長が期待される分野です。