数字で見る女性活躍と両立支援
ワン・ダイニングの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、宿泊業、飲食サービス業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
宿泊業、飲食サービス業には、宿泊業又は飲食サービス業を営む事業が分類されます。転職・就職活動では、まずは業種の内容を網羅的に確認…
採用
採用者の性別割合

男性
73.8%
女性
26.2%
社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
ー倍
女性
ー倍
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
nan人
女性
nan人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

1936人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
86.3%
女性
13.7%
店舗所属社員
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
6.2年
女性
3.2年
店舗
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率

ー%
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
21.1%
女性
100.0%
社員
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

ー時間/月
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

2.0%
3人/148人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

4.2%
1人/24人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

33.3%
1人/3人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

77.0%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

75.0%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

94.0%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
その他関連する取り組み内容など
女性店長 人数
平成22年4月1名
平成23年4月1名
平成24年4月2名
平成25年4月3名
平成26年4月2名(1名本社異動)
平成27年4月4名
平成28年4月5名
平成29年4月 4名
平成30年4月 4名
平成31年4月 4名
2020年4月 6名
2021年4月 7名
2022年4月 3名
2023年4月 2名
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
日本標準産業分類における「宿泊業、飲食サービス業」は、観光業や外食産業の基盤を支える重要な産業であり、顧客サービスがその中心にあります。
この業種の特徴として、シフト制勤務が一般的であり、早朝や深夜、週末などの勤務も多く、繁忙期や観光シーズンに応じた働き方が求められます。労働環境においては、チームで業務を進めることが多く、スタッフ間でのコミュニケーションが業務のスムーズさを左右します。
さらに、外国人観光客の増加に伴い、英語などの語学スキルも重視されるようになっています。関連資格の取得もキャリアアップに直結し、ソムリエや調理師、フードコーディネーターなどの専門資格が評価される職場も多いです。特に高級ホテルやレストランでは、こうした資格が重要な要素となります。
一方で、体力的・精神的な負担も大きく、長時間の立ち仕事や、顧客からのクレーム対応などが日常的に発生します。そのため、ストレス耐性や冷静な対応能力が求められ、同時に複数の業務をこなすマルチタスク能力も必要です。それでも、スキルを磨くことでキャリアアップの機会は多く、現場スタッフから店長やマネージャーへ昇進し、さらには独立して自分の店舗を経営する道も開かれています。また、これらのスキルは他の業種でも応用が利き、特にホスピタリティやコミュニケーション能力はどの業界でも評価されます。
グローバルな働き方も増えており、外国人観光客への対応や、海外での就職機会も広がっています。特に日本のサービスや日本食が海外で評価されているため、日本国内での経験を生かして海外でキャリアを築くことが可能です。
衛生管理や施設管理も重要な業務の一環です。飲食サービス業では、食品衛生法に基づいた安全な調理や食材管理が必須であり、宿泊業では清潔な施設維持や安全対策が重視されます。また、デジタル技術の導入が進んでおり、宿泊業では予約管理システムやオンライン予約が普及しています。さらに、SNSやレビューサイトの評価が集客に大きく影響するため、オンラインでの評判管理も重要です。
収入面では、初任給は低めですが、経験や役職に応じて昇給の機会があり、店長やマネージャーなどの管理職になると収入が大幅に増える可能性があります。観光業や外食産業は景気に影響されることはありますが、基本的には需要が安定しており、今後も成長が期待される分野です。