数字で見る女性活躍と両立支援
島津製作所の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業には、はん用的に各種機械に組み込まれ、あるいは取り付けをすることで用いられる…
採用
採用者の性別割合

男性
69.4%
女性
30.6%
正社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
9.5倍
女性
10.2倍
正社員
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
47人
女性
11人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

3154人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
78.5%
女性
21.5%
正社員
「はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業」の業種は、全体平均と比較して、従業員の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、平均としては、従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
19年
女性
14.8年
正社員
「はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業」の業種は、全体平均よりも勤続年数が長い傾向にあることから、中長期的なキャリア設計に適している業種ともいえそうです。
働き方
有給休暇取得率

70.3%
正社員
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
70.6%
女性
100%
正社員
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

9.1時間/月
対象正社員
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

10.0%
ー人/ー人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

5.8%
ー人/ー人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

12.0%
ー人/ー人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

66.8%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

73.7%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

46.4%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
女性活躍に関する社内制度の概要
毎年実施する自己申告制度を通して従業員の異動や勤務地に関する要望を吸い上げる仕組みを設けている他、一般職から総合職への転換制度、配偶者の転勤による退職を防ぐための特別休職制度や、非正規社員から正規社員への転換制度も導入しています。
また、若手から管理職手前の従業員に対しては、海外現場研修や社外研修(女性のためのエンパワーメント21世紀塾など)への派遣、経営塾の実施等も行っています。
女性管理職および管理職候補に対するキャリアやリーダーシップ研修も継続して実施している。
仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要
法定を上回る育児・介護関連制度の他、評価・昇進・登用においては、育児休職などのライフイベントが影響しないよう、能力に応じた対応を行っています。
また、柔軟な働き方を実現できるよう、フレックスタイム制度、在宅・テレワーク勤務制度(コアタイム無し)、時間単位年休制度を導入しています。
男性の育休取得促進に関する各種取り組みを行い、より取得しやすい環境整備を行っている。
長時間労働是正のための取り組み内容
働き方改革:
・リフレッシュデー(ノー残業デー)の取組み 月・水・金
・フレックスタイム適用対象者の拡大
・意識改革・風土作りのための講演会の開催
・RPAによる定型業務の自動化推進
・在宅勤務制度導入
その他関連する取り組み内容など
■「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」「京都女性活躍応援男性リーダーの会」に代表取締役社長 山本靖則が参画しています。
■WEPs女性のエンパワーメント原則の分科会に参加しています。
■性別や国籍に関係なく、誰もが長く安心して働ける企業を目指し、様々な仕組みの構築と意識の変革に取り組んでいます。
島津のダイバーシティ推進の取組はこちらをご覧下さい
https://www.shimadzu.co.jp/diversity/
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
「はん用機械器具製造業」、「生産用機械器具製造業」、「業務用機械器具製造業」は、産業インフラや生産現場、店舗・施設向けに多様な機械を提供する分野で、自動化や省エネ、IoT化が進んでいます。製造・保守には精密加工や設計、制御・ITスキルが求められ、AIやスマートファクトリー対応の知識も重要です。カスタム設計やメンテナンスなど多様な役割があり、CAD/CAMやNC工作機械の習得でキャリアの幅が広がります。環境対応型製品開発も進んでおり、成長分野での活躍が期待されます。