九州旅客鉄道
1.旅客鉄道事業
2.貨物鉄道事業
3.海上運送事業
4.旅客自動車運送事業
5.旅行業
6.倉庫業
7.駐車場業
8.広告業
9.金融業
10.情報処理及び情報提供サービス業
11.損害保険代理業その他の保険媒介代理業
12.通信販売業
13.自動車販売及び整備業
14.旅行用品、飲食料品、酒類、医薬品、化粧品、日用品雑貨等の小売業
15.旅館業及び飲食店業
16.一般土木・建築の設計、工事監理及び工事業
17.設備工事業
18.動産の賃貸業及びクリーニング、写真現像等の取次業
19.不動産の売買、賃貸、仲介及び管理業
20.輸送用機械器具製造業
21.精密機械器具及び一般産業用機械器具製造業
22.民間学童保育事業
23.介護保険法に基づく居宅介護支援事業
24.遊園地、体育施設、文化施設等の経営
25.農産物の生産、加工及び販売
26.発電事業及びその管理・運営並びに電気の売買に関する事業
データ集計:2023年12月時点
数字で見る女性活躍と両立支援
九州旅客鉄道の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、運輸業、郵便業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
運輸業、郵便業には、鉄道、自動車、船舶、航空機又はその他の運送用具による旅客、貨物の運送業、倉庫業、運輸に附帯するサービス業を営…
採用
業種平均 男性73.9% 女性26.1%全体平均 男性56.7% 女性43.3%上場企業平均 男性66.4% 女性33.6%まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
業種平均 男性9.0倍 女性8.1倍全体平均 男性13.8倍 女性11.6倍上場企業平均 男性21.9倍 女性29.5倍採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
業種平均 男性28.9人 女性10.0人全体平均 男性21.4人 女性15.4人上場企業平均 男性41.9人 女性18.0人まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
業種別の構成比率10人未満0.1%10~100人3.6%101~300人44.9%301~500人21.3%501~1000人16.0%1001~5000人11.7%5000人以上2.3%同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
業種平均 男性81.9% 女性18.1%全体平均 男性63.2% 女性36.8%上場企業平均 男性73.1% 女性26.9%「運輸業、郵便業」の業種は、全体平均と比較して、従業員の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、平均としては、従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
業種平均 男性13.3年 女性9.9年全体平均 男性12.9年 女性10.5年上場企業平均 男性14.9年 女性11.6年終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
業種平均 64.1%全体平均 67.6%上場企業平均 69.4%取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
業種平均 男性31.1% 女性64.4%全体平均 男性40.5% 女性85.6%上場企業平均 男性54.9% 女性97.2%取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
業種平均 24.9時間/月全体平均 13.4時間/月上場企業平均 15.2時間/月数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
業種平均 17.9%全体平均 28.2%上場企業平均 21.1%管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
業種平均 8.0%全体平均 20.8%上場企業平均 10.3%「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
業種平均 10.3%全体平均 16.1%上場企業平均 11.2%政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
労働者の男女の賃金の差異については、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)に基づき、男性労働者の賃金に対する女性労働者の賃金の割合(その雇用する男性労働者の賃金の平均(平均年間賃金=賃金総額÷人員数)に対するその雇用する女性労働者の賃金の平均の割合)を示しております。他社から当社への出向者及び派遣社員については、対象外としています。また、当連結会計年度に、休職実績がある者は対象外としています。 なお、退職手当については、賃金に含めておりません。
(補足説明)
当社の男女の賃金の差異について、次の通り補足します。
(1) 正規雇用労働者について
当社の正規雇用労働者は、「社員」と「地域社員」で構成されており、「地域社員」は、職務と勤務エリアが限定された社員です。
(2) 正規雇用労働者の賃金の差異の主な要因について
当社では、「社員」と「地域社員」のそれぞれの役割の違いから、「社員」は「地域社員」よりも給与を高く設定しておりますが、「地域社員」は、約97%が女性で構成されており、結果的に賃金の差異に影響しております。なお、より広い分野で活躍を希望する地域社員に対しては、2024年10月に職務と勤務エリアを限定されない社員への転換を実施いたします。
(3) 正規雇用労働者のうち、社員の賃金の差異について
社員における男女間の賃金の差異は、労働者の年齢構成によるものであり、職種及び等級が同一である者の賃金は、人事考課による調整前においては男女とも同一です。なお、平均年齢では男性の方が女性よりも約4.6歳高くなっております。
(4) 非正規雇用労働者の賃金の差異の主な要因について
非正規雇用労働者は、「嘱託再雇用社員」「期間契約社員」等で構成されています。「嘱託再雇用社員」は、当社を定年退職した後、再雇用された社員であり、駅での案内業務等、時給制で働く期間契約社員よりも給与を高く設定しております。なお、「嘱託再雇用社員」には男性しかいないため、結果的に賃金の差異に影響しております。
※2023年4月1日~2024年3月31日
業種平均 66.7%全体平均 70.2%上場企業平均 67.2%男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
労働者の男女の賃金の差異については、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)に基づき、男性労働者の賃金に対する女性労働者の賃金の割合(その雇用する男性労働者の賃金の平均(平均年間賃金=賃金総額÷人員数)に対するその雇用する女性労働者の賃金の平均の割合)を示しております。他社から当社への出向者及び派遣社員については、対象外としています。また、当連結会計年度に、休職実績がある者は対象外としています。 なお、退職手当については、賃金に含めておりません。
(補足説明)
当社の男女の賃金の差異について、次の通り補足します。
(1) 正規雇用労働者について
当社の正規雇用労働者は、「社員」と「地域社員」で構成されており、「地域社員」は、職務と勤務エリアが限定された社員です。
(2) 正規雇用労働者の賃金の差異の主な要因について
当社では、「社員」と「地域社員」のそれぞれの役割の違いから、「社員」は「地域社員」よりも給与を高く設定しておりますが、「地域社員」は、約97%が女性で構成されており、結果的に賃金の差異に影響しております。なお、より広い分野で活躍を希望する地域社員に対しては、2024年10月に職務と勤務エリアを限定されない社員への転換を実施いたします。
(3) 正規雇用労働者のうち、社員の賃金の差異について
社員における男女間の賃金の差異は、労働者の年齢構成によるものであり、職種及び等級が同一である者の賃金は、人事考課による調整前においては男女とも同一です。なお、平均年齢では男性の方が女性よりも約4.6歳高くなっております。
(4) 非正規雇用労働者の賃金の差異の主な要因について
非正規雇用労働者は、「嘱託再雇用社員」「期間契約社員」等で構成されています。「嘱託再雇用社員」は、当社を定年退職した後、再雇用された社員であり、駅での案内業務等、時給制で働く期間契約社員よりも給与を高く設定しております。なお、「嘱託再雇用社員」には男性しかいないため、結果的に賃金の差異に影響しております。
※2023年4月1日~2024年3月31日
業種平均 75.4%全体平均 75.5%上場企業平均 72.6%日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
労働者の男女の賃金の差異については、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)に基づき、男性労働者の賃金に対する女性労働者の賃金の割合(その雇用する男性労働者の賃金の平均(平均年間賃金=賃金総額÷人員数)に対するその雇用する女性労働者の賃金の平均の割合)を示しております。他社から当社への出向者及び派遣社員については、対象外としています。また、当連結会計年度に、休職実績がある者は対象外としています。 なお、退職手当については、賃金に含めておりません。
(補足説明)
当社の男女の賃金の差異について、次の通り補足します。
(1) 正規雇用労働者について
当社の正規雇用労働者は、「社員」と「地域社員」で構成されており、「地域社員」は、職務と勤務エリアが限定された社員です。
(2) 正規雇用労働者の賃金の差異の主な要因について
当社では、「社員」と「地域社員」のそれぞれの役割の違いから、「社員」は「地域社員」よりも給与を高く設定しておりますが、「地域社員」は、約97%が女性で構成されており、結果的に賃金の差異に影響しております。なお、より広い分野で活躍を希望する地域社員に対しては、2024年10月に職務と勤務エリアを限定されない社員への転換を実施いたします。
(3) 正規雇用労働者のうち、社員の賃金の差異について
社員における男女間の賃金の差異は、労働者の年齢構成によるものであり、職種及び等級が同一である者の賃金は、人事考課による調整前においては男女とも同一です。なお、平均年齢では男性の方が女性よりも約4.6歳高くなっております。
(4) 非正規雇用労働者の賃金の差異の主な要因について
非正規雇用労働者は、「嘱託再雇用社員」「期間契約社員」等で構成されています。「嘱託再雇用社員」は、当社を定年退職した後、再雇用された社員であり、駅での案内業務等、時給制で働く期間契約社員よりも給与を高く設定しております。なお、「嘱託再雇用社員」には男性しかいないため、結果的に賃金の差異に影響しております。
※2023年4月1日~2024年3月31日
業種平均 70.2%全体平均 80.9%上場企業平均 70.3%一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
業種平均 10.5%全体平均 12.9%上場企業平均 26.4% 在宅勤務・テレワーク
業種平均 9.6%全体平均 16.8%上場企業平均 44.1% 正社員再雇用・中途採用制度
業種平均 12.5%全体平均 14.9%上場企業平均 31.0% 短時間勤務制度
業種平均 16.9%全体平均 24.6%上場企業平均 50.6% 教育訓練・研修制度
業種平均 9.9%全体平均 13.4%上場企業平均 29.2% 病気・不妊治療休暇
業種平均 4.6%全体平均 7.2%上場企業平均 18.5% キャリアコンサルティング制度
業種平均 1.5%全体平均 2.9%上場企業平均 7.7% 年次有給休暇時間単位取得制度
業種平均 6.3%全体平均 13.9%上場企業平均 27.6% フレックスタイム制度
業種平均 6.0%全体平均 11.5%上場企業平均 30.9% 日本標準産業分類における「運輸業、郵便業」は、社会インフラを支える重要な産業であり、正確で安全な輸送サービスの提供が求められます。業種には陸運業、海運業、航空運輸業、郵便業などが含まれ、各業種において異なる職務や技術力が必要です。たとえば、トラック運転手やタクシードライバーは道路を使用する業務を担当し、航空運輸業ではパイロットや整備士などが重要な役割を果たします。また、ECの拡大に伴い、物流業や宅配便業の需要は増加しており、効率的な配達や管理がますます求められています。
運輸業では定時性とスケジュール管理が特に重要であり、24時間体制のシフト勤務が一般的です。また、労働環境は体力を必要とし、特に貨物輸送や配達業務では肉体労働が多く発生します。安全管理が最優先であり、運転免許や資格取得が必須です。さらに、デジタル技術の導入が進み、物流業界では効率的な管理システムの構築が進められています。
顧客対応力も求められ、旅客輸送ではホスピタリティが重要視されます。国際物流や航空貨物では、グローバルな視点と外国語スキルが役立つ場合があり、災害時の緊急対応も重要な役割を果たします。
運輸業や郵便業は安定した需要があり、特に物流業界では成長が期待されていますが、高齢化と後継者不足が課題となっています。これに対処するため、女性や外国人労働者の積極的な採用や、AI・自動化技術の活用が進められています。