数字で見る女性活躍と両立支援
伊藤忠商事の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容をそれぞれ数字で見てみましょう。
採用
採用者の性別割合
男性
64%
女性
36.0%
正社員
採用での競争倍率
男性
ー倍
女性
ー倍
中途採用実績
男性
19人
女性
5人
従業員
従業員数
4215人
従業員の男女比
男性
75%
女性
25.0%
正社員
平均勤続年数
男性
18.2年
女性
18.0年
正社員
働き方
有給休暇取得率
64.7%
正社員
育児休業取得率
男性
53.0%
女性
100.0%
正社員
平均残業時間
12.4時間/月
対象正社員
キャリア
女性の係長級比率
38.5%
ー人/ー人
女性の管理職比率
8.8%
ー人/ー人
女性の役員比率
12.2%
ー人/ー人
賃金
男女の賃金差異(全体)
58.5%
男女の賃金差異(正社員)
59.3%
男女の賃金差異(非正規社員)
52.5%
女性活躍と両立支援の取り組み
伊藤忠商事は、多様化する消費者ニーズをマーケットインの発想で捉え、新たな価値提供のためには「多様性を受容し、活かすこと」(DE&I:Diversity, Equity & Inclusion)が不可欠と考えており、人種、性、宗教、国籍、年齢等、あらゆる差別を禁止し、人権を尊重します。職場において従業員がパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、SOGI(Sexual Orientation and/or Gender Identity)ハラスメントを受けることなく、また、多様な価値観を受容し、柔軟な働き方の実現や個別支援等を実施しています。従業員一人ひとりの主体的なキャリア形成を支援し、多様な価値観が尊重され、全ての従業員が能力を最大限に発揮できる「厳しくとも働きがいのある」企業風土づくりを推進しています。
長時間労働是正のための取り組み内容
・2013年10月に導入した「朝型勤務制度」は、「夜は早く帰り、朝早く出社して効率的に働く」という従業員の意識改革が進み、当社らしい働き方が着実に定着。
<制度概要>
20:00~22:00の勤務は「原則禁止」。業務が残っている場合は翌営業日朝へシフト。5:00~8:00が朝型勤務推奨時間帯。
7:50以前に勤務を開始した場合は、インセンティブとして、9:00まで深夜勤務と同様の割増賃金(25%)を支給。
22:00~5:00の深夜勤務「禁止」。
8:00以前に出勤した従業員には、軽食を3品配布。
・2021年12月に実施した従業員エンゲージメント調査結果において、多様な働き方への更なる支援の必要性を把握したことから、2022年5月より「朝型フレックスタイム制度」、「在宅勤務制度」を導入。これにより、早く出社(始業)し早く退社(終業)することが可能となり、空いた時間を自己啓発や育児・介護等に活用することで従業員のモチベーションが高まり、労働生産性・企業価値の向上に繋がることを期待。
今後も「働き方改革」を通じ総労働時間の削減にも注力。今後も従業員一人ひとりの働き方に対する意識改革と併せて業務改革をバランスよく推進し、更なる業務効率化や従業員の健康保持・増進、育児・介護等の理由で時間的制約のある従業員の活躍支援等、多様な人材が最大限能力を発揮できる職場環境の実現を目指す。
その他関連する取り組み内容など
女性活躍にむけて(当社代表取締役会長CEO 岡藤メッセージ)
今般、伊藤忠商事では、女性従業員のみを対象とした執行役員選考ルールを新設し、2024年4月から新たに5人の女性執行役員を内部から登用することを決定しました。内部登用を選択した最大の理由は、女性の登用だけが目的とならないよう、会社全体で女性管理職、役員を「育成」する文化の醸成、更なる意識改革が必要であったからです。多様性に富み、強くレジリエントな取締役会や企業風土は一朝一夕にできるものではなく、何年もかけ、つくりあげていくものです。
また、伊藤忠商事では「働き方改革」の次の打ち手を「フェムテック」としています。女性が働き続ける時に遭遇する様々な障壁を一つでも取り除くことで、一層女性が活躍できる会社を目指したいと思います。
そのような会社では、性別にかかわらず誰もが力を発揮してくれるはずです。