SCSK
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データ集計:2024年3月時点
数字で見る女性活躍と両立支援
SCSKの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、情報通信業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
情報通信業には、情報の伝達を行う事業所、情報の処理、提供などのサービスを行う事業、インターネットに附随したサービスを提供する事業…
採用
採用者の性別割合

男性
74.7%
女性
25.3%
正社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
65.7倍
女性
67.9倍
正社員
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
125人
女性
25人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

8500人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
77.7%
女性
22.3%
正社員
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
19.3年
女性
12.7年
正社員
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率

88.3%
正社員
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
93.8%
女性
100.0%
正社員
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

2.9時間/月
対象正社員
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

19.9%
388人/1948人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

8.9%
90人/1011人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

9.4%
6人/64人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

82.5%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

82.7%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

70.7%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
女性活躍に関する社内制度の概要
リジョイン制度(再雇用制度)
長時間労働是正のための取り組み内容
社員の心身の健康と仕事へのやりがいを高めることが、お客様へのサービス価値向上やステークホルダーへの利益還元につながる好循環サイクルを実現できると考え、長時間労働からの脱却を目指した「働き方改革」に取り組んでいます。2013年度から開始した「スマートワーク・チャレンジ」では、月間平均残業時間を20時間未満、年次有給休暇の20日間完全取得を目標に掲げた全社運動を実施しています。
これを下支えする仕組みとして、裁量労働制適用範囲の拡大や、残業代の減少を意識することなく仕事をより効率化することを狙い残業時間20時間又は34時間分を給与に上乗せして一律支給する制度を導入しています。 また2020年には勤務間インターバル制度を導入し、長時間労働の防止と心身共に安心して活躍できる仕組みづくりに取り組んでいます。
このような取り組みは性別を問わず仕事と育児、介護等、ワークライフバランスを取りやすい風土の醸成にもつながっています。
その他関連する取り組み内容など
【女性活躍推進方針】
女性が真に活躍できる組織風土の実現は、より広義なD&Iを実現していく上で礎になるととらえ、2012年にD&I推進の専任組織を設置して以来、女性社員の活躍推進に積極的に取り組んでいます。女性管理職の積極的登用を着実に進捗させることを目的に、役職別に登用目標を設定し、各役職別の育成プログラムを実施するとともにメンターによるサポート制度を導入し、女性管理職の育成とキャリア開発支援に取り組んでいます。また、事業の中核に担うITに関する高度な専門性を保有する(専門性認定制度レベル5以上)女性についても計画に育成に進めています。
【女性活躍推進における目標値】
(役職) (登用目標値)
取締役 2030年度末までに30%
執行役員・業務役員 2030年度末までに20%
部長級(部室長・副部長) 2025年度末までに12%
2030年度末までに20%以上
高度専門人材(専門性認定制度レベル5以上) 2025年度末までに150名
【両立支援の取り組み】
時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を可能にし、育児や介護などに直面しても、組織と個人のパフォーマンスを可能な限り維持できる組織基盤づくりを推進しています。
柔軟な勤務時間に関する制度(例):フレックスタイム制(コアタイムなし)、時間単位の有給休暇等
柔軟な勤務場所に関する制度(例):在宅勤務、モバイルワーク、サテライト勤務、オフィスのフリーアドレス化等(育児・介護等を理由に実家での勤務も可能)
その他(例):育児のための時間外勤務および深夜勤務の制限ならびに時間外勤務の免除
【キャリア開発支援】
現中期経営計画では経営基盤強化策の一つに「人材価値最大化」を掲げ、事業戦略と連動する人材ポートフォリオと人材育成計画のを策定し、社員の能力やスキルを高めています。また自律的なキャリア開発を促す施策として、若手キャリア開発プログラムや人材公募制度(ジョブ・チャレンジ制度)、社内FA制度(キャリア・チャレンジ制度)等を導入しています。さらにCDP制度では社員一人ひとりが将来ビジョンやキャリア目標、異動希望などを上司とすり合わせる場として、年に一度面談の機会を設けています。
<以下は公表数値の補足>
○新卒採用者数:282人(男性207人、女性75人)※2023年4月入社実績
○採用における男女別の競争倍率は直近3事業年度の平均値
○男女別の採用10年後の雇用継続割合は、無期雇用者かつ新規学卒採用者等の値である
○時間外労働と休日労働の合計は全ての雇用管理区分で各月45時間未満である。
○多様なキャリアコースに関する状況(直近の3事業年度実績)
女性の通常の労働者への転換、派遣労働者の雇い入れ:12名
女性の通常の労働者としての再雇用:4名
おおむね30歳以上の女性の通常の労働者としての中途採用:46名
※なお、SCSKではCDP制度や人材公募制度、FA制度のほか、多様なキャリアパスの支援策として独自の専門性認定制度を設け、社員の基礎力を高めることでキャリア形成を支援しています。
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
日本標準産業分類における「情報通信業」は、IT技術や通信インフラを活用し、情報の生成・伝達・処理・保管を行う重要な産業であり、テクノロジーの進化とデジタル社会の発展を支える役割を担っています。技術革新が非常に早く、5G、AI、クラウド、IoTなどが急速に発展する中、常に新しい知識を習得し続ける必要があります。企業のデジタル化を促進し、ソフトウェア開発やクラウドサービス、データ分析などが幅広く利用されています。
業務では高度な専門知識とスキルが求められ、プログラミングやネットワーク技術、サイバーセキュリティなどの専門分野でのスキルを磨くことが重要です。資格の取得はキャリアアップに有利で、情報処理技術者やネットワーク関連の資格が役立ちます。また、リモートワークがしやすい環境であり、フレックスタイム制など柔軟な働き方も普及しています。多くの業務はプロジェクト単位で進められ、プロジェクトマネジメント能力やコミュニケーション能力が求められます。クリエイティブな要素も強く、ソフトウェア開発やデジタルコンテンツ制作では創造的な解決策が重要です。
また、この業界はグローバルに展開しており、国際的なビジネスやプロジェクトに参加する機会も多く、英語などの外国語スキルも求められる場合があります。成長性が非常に高く、クラウドサービスや5G技術、AIの進展により今後も需要が拡大すると見込まれています。デジタルインフラの維持と発展に対するニーズが安定しているため、景気に左右されにくい業種です。加えて、情報通信業は高収入の傾向があり、特に高度な技術を持つエンジニアやデータサイエンティストは高収入が期待できます。キャリアアップの可能性も多様で、技術者からプロジェクトマネージャー、経営者や起業家へと進む道も開かれています。
さらに、メディアやエンターテイメント業界でも、デジタルコンテンツの制作が進み、ゲーム開発や動画制作などの分野でクリエイティブな仕事が広がっています。ユーザー体験(UX)の重視も進み、デザインやインターフェース設計の役割がますます重要になっています。