数字で見る女性活躍と両立支援
ロイヤルフードサービスの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、宿泊業、飲食サービス業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
宿泊業、飲食サービス業には、宿泊業又は飲食サービス業を営む事業が分類されます。転職・就職活動では、まずは業種の内容を網羅的に確認…
採用
採用者の性別割合

男性
32.2%
女性
67.8%
正社員:新卒採用
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
ー倍
女性
ー倍
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
50人
女性
68人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

13345人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
70.4%
女性
29.6%
正社員
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
ー年
女性
ー年
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率

56.7%
正社員
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
80%
女性
100%
正社員
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

23.4時間/月
対象正社員
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

15.7%
148人/943人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

10.4%
5人/48人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

15.8%
3人/19人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

61.2%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

78.6%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

106.1%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
ロイヤルグループでは、全ての従業員が仕事とプライベートを両立できる人生設計を支援し、多様な働き方を推進しております。
■仕事と家庭を両立しながら、社員全員がいきいきと働ける環境を作る。
■男女問わず、出産・育児を両立できる組織風土や職場環境の整備を図る。
上記の取り組み方針を掲げ、従業員ひとりひとりがその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り働きやすい雇用環境の整備を行い、会社と従業員がともに持続的成長を目指しております。
2024年には、「ロイヤルグループD&I推進宣言」が 社長メッセージとして発信され、経営陣が率先してグループの成長を促しています。
「ロイヤルグループD&I推進宣言」
1.すべての従業員が、お互いをリスペクトし、公平に接する環境を整備します。
2.経営陣・管理職が模範となり、率先して多様なバックグランドを持つ従業員をサポートします。
3.社内でのコミュニケーションや啓発活動を通じ、多様な視点や考え方を尊重する文化を醸成します。
4.安全で快適に仕事に取り組めるように、ハラスメントや差別のない職場環境を作ります。
5.異なる背景や経験を持つ人材を積極的に採用し、公平な採用・教育・昇進の機会を提供します。
2025年5月にはグループ全社がくるみんマークを取得いたしました。「男性の育児参加促進 (男性育児休業取得率 50% )」「選択できる多様な働き方」についての取り組みが評価され認定取得に至りました。
これからも私たちロイヤルグループでは、性別や年齢、ライフステージにかかわらず、すべての社員がいきいきと活躍できる職場づくりを目指していきます。
子育て中の社員を支える制度だけでなく、誰もが自分らしく働ける環境の整備にも引き続き取り組んでまいります。
この認定はゴールではなく、さらに働きやすく多様性を尊重する企業へと進化していくためのステップですので、これからも従業員が一丸となって「選ばれる職場」を作ってまいります。
女性活躍に関する社内制度の概要
■職種・雇用形態転換制度、正社員再雇用・中途採用制度
■ナショナル社員の一時的な転勤の免除制度(通算8年間)
■自己成長のためのe-ラーニング制度
■女性管理職者研修制度
仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要
■法令を上回る育児短時間勤務制度の導入
(子が小学校3年生の年度末まで育児短時間勤務可能)
■在宅勤務・テレワーク・フレックスタイム制度
■年次有給休暇半日単位取得制度
■仕事と家庭の両立支援サイト公開
■仕事と家庭の両立支援について電話とメールによる相談窓口の設置
■両立支援を目的とした人事制度情報や制度利用のマニュアル化
■育児休業取得社員のレポート共有
■育休中社員を集めたパパママ会の開催
長時間労働是正のための取り組み内容
勤怠システムによる労働時間の可視化、IT活用による業務効率化。営業時間の短縮、定休日の導入。オフィス消灯施策の推進。
その他関連する取り組み内容など
※上記項目内における「正社員」「正規雇用労働者」は当社における月給制従業員の総称を指し、「非正社員」「非正規雇用労働者」は時給制従業員の総称を指すものであります。
以下全てグループ連結データ
■正社員 合計:2,026人(うち女性:599人)※女性比率:29.6%
非正社員 合計:21,177人(うち女性:14,883人)※女性比率:70.3%
■正社員男女別平均年齢 :【男性】46.7歳 【女性】37.6歳
■新規学卒入社:59人(うち女性40人)
中途採用入社:225人(うち女性128人)
■管理職に占める女性労働者の割合:20.0%(53人)【管理職全体:265人】
■男女別育児休業+育児目的休暇取得者数:35人(【男性】18人 【女性】17人)
■男女別の育児休業+育児目的休暇取得率:【男性】81.8% 【女性】100.0%
■育児休業復職率:100%
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
「宿泊業、飲食サービス業」は、観光や外食ニーズに応える顧客対応中心の仕事で、語学力や接客力、衛生管理スキルが求められます。シフト勤務や繁忙期対応など柔軟な働き方が必要ですが、現場経験を積めば管理職や独立など多様なキャリアパスが広がります。ICTやSNSの活用も進み、予約・集客・評価対応などデジタルスキルも重要に。インバウンド需要の回復や日本食人気の高まりにより、グローバルに活躍できる機会も増えています。
