数字で見る女性活躍と両立支援
日産自動車の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容をそれぞれ数字で見てみましょう。
採用
採用者の性別割合
男性
86.2%
女性
13.8%
正社員
採用での競争倍率
男性
ー倍
女性
ー倍
中途採用実績
男性
567人
女性
91人
従業員
従業員数
22272人
従業員の男女比
男性
85.8%
女性
14.2%
従業員
平均勤続年数
男性
17.1年
女性
12.3年
正社員
働き方
有給休暇取得率
96%
正社員
育児休業取得率
男性
42.3%
女性
94%
正社員
平均残業時間
25.6時間/月
対象正社員
キャリア
女性の係長級比率
ー%
ー人/ー人
女性の管理職比率
10.4%
ー人/ー人
女性の役員比率
10%
ー人/ー人
賃金
男女の賃金差異(全体)
81.9%
男女の賃金差異(正社員)
78%
男女の賃金差異(非正規社員)
88.1%
女性活躍と両立支援の取り組み
日産自動車では、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンは、経営にとって大変重要な柱の一つとして位置づけ、経営層から従業員一人ひとりの意識改革に取り組んでおります。
CEOが議長を務め部門役員が出席するDEI Councilをグローバル及び日本で実施し、戦略検討や、ジェンダーダイバーシティや働き方、様々なダイバーシティに関する社内の課題と方策の議論を行っております。DEIに積極的に取り組む企業として弊社の好事例などを世の中に積極的に発信し、日本のDEI促進に貢献していきたいと考えております。
その他関連する取り組み内容など
WEPs署名について
国連女性機関(UN Women)と国連グローバル・コンパクト(UNGC)によって設立された、「女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles。WEPs)」の署名企業である。
中核人材の多様性確保について。
(1)人財の多様性の確保についての考え方
1999年のアライアンス開始以来、日産はダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(以下DEI)を重要な経営戦略の一つとしていち早く推進し、DEIはすでに日産の文化・DNAとなっている。
現在、日産では、『多様性豊かな従業員が尊重し合える環境を実現 そこから生まれる独自性に溢れ革新的なクルマやサービスで、人々の生活を豊かに』というDEIミッションを掲げ、DEIを会社の競争力の源泉として、一層推進を加速させている。異なる背景や視点を持つ従業員が互いに知恵を出し合うことは、多様化するお客さまのニーズに応えながら新たな価値を創造することにつながる。日産は、一人ひとりが能力を最大限に発揮できる、真にインクルーシブな(多様性を受容できる)組織づくりが重要かつ日産の強みであると考えている。CEOが議長を務め、各部門・各地域を代表する役員をメンバーとした「グローバルDEIカウンシル」を設置し、DEIに関する方針や取り組みを決定している。また、地域ごとにDEI推進組織であるリージョナルDEIカウンシルを運営し、各地域のトップマネジメントが議長を務めることで、グローバル日産の取り組みとして実行推進体制を整えるとともに、地域ごとに異なるDEIの課題に取り組める体制を整えている。
(2)女性・外国人・中途採用者の登用について
日産は優れた人財が性別、国籍、社歴などのバックグラウンドに関わらず、活躍できる企業文化がある。管理職の中の女性比率、外国人比率、中途採用者比率の高さがそれを表している。
①女性管理職比率
・日産自動車株式会社(単体)現状比率:10.4% (2023年3月)
・グローバル日産グループ 現状比率:15.5% (2023年3月)(上記含む海外71社)
女性管理職比率については、女性管理職比率と間接従業員に占める女性比率とのギャップを縮めていくことを目標とする。2023年3月時点において、女性管理職比率は10.4%であり、この比率を間接従業員に占める女性比率19.8%に近づける。国内における日産の女性管理職比率は同業他社、製造業の中では高い比率ではあるが、他業界と比較すると更に伸ばす余地はある。将来的には、更なる女性管理職比率の向上のため、母集団となる間接従業員に占める女性比率を30%レベルに高めるべく、女性社員の積極的な採用と育成を促進する。具体的には、能力開発のための研修やメンタリングプログラム、キャリアアドバイザーによるキャリア面談、人事交流イベントなどを通じ、女性のキャリアの悩みに応じて支援を行う。日産ではCEOやCOOをはじめ、役員が「ラウンドテーブル」で女性リーダー層や若手・中堅層との対話を行うなど、経営層も積極的に女性活躍を支援している。外部評価としても、女性活躍推進優良企業に与えられる「えるぼし」の3段階目の認定を受けている。さらに、日本だけでなくグローバルでも女性活躍を加速させている。また、会社法に基づく役員(取締役、執行役)比率では、女性は23.1%となっている(2023年6月)。
②外国人管理職比率
・日産自動車株式会社(日本) 現状比率:5.8% (2023年3月)
1999年のアライアンス開始以来、日産では、外国人人財を積極的に登用してきており、国内における日産の管理職に占める外国人比率は日本企業の中でも高い水準にある。国内における日産の2023年3月時点の管理職に占める外国人比率は5.8%、同間接従業員に占める外国人比率は5.8%である。また、会社法に基づく役員(取締役、執行役)に占める外国人比率は46.2%となっている(2023年6月)。
③中途採用管理職比率
・日産自動車株式会社(日本) 現状比率:34.8% (2023年3月)
日産では、多様なキャリアの人財が日常的に採用、育成、登用されており、管理職に占める中途採用者の比率は日本企業の中で高い水準である。また、同比率は間接従業員に占める中途採用者比率をすでに上回っており、今後も同程度を維持しつつ、優れた人財を社歴に関わらず採用、育成、登用していく。国内における日産の2023年3月時点の管理職に占める中途採用者比率は34.8%、間接従業員に占める中途採用者比率は31.1%である。