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精密小型モータ、車載及び家電・商業・産業用モータ、機器装置、電子・光学部品。その他の開発・製造・販売

データ集計:2023年3月時点

数字で見る女性活躍と両立支援

ニデックの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。

関連トピックス

  • 求職者向けトピックス

電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業には、主として電気機械器具、情報通信機械器具などに用いられる電…

採用

採用者の性別割合

男性

83%

女性

17%

正社員

業種平均
男性71.5% 女性28.5%
全体平均
男性56.7% 女性43.3%
上場企業平均
男性66.4% 女性33.6%

まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。

採用での競争倍率

男性

14.8

女性

12.9

正社員

業種平均
男性9.3倍 女性9.5倍
全体平均
男性13.8倍 女性11.6倍
上場企業平均
男性21.9倍 女性29.5倍

採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。

中途採用実績

男性

76

女性

22

業種平均
男性31.7人 女性10.4人
全体平均
男性21.4人 女性15.4人
上場企業平均
男性41.9人 女性18.0人

まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。

従業員

従業員数

  

2176

業種別の構成比率
10人未満0.2%
10~100人2.4%
101~300人33.9%
301~500人20.7%
501~1000人21.9%
1001~5000人16.7%
5000人以上4.1%

同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。

従業員の男女比

男性

84.4%

女性

15.6%

正社員

業種平均
男性78.2% 女性21.8%
全体平均
男性63.2% 女性36.8%
上場企業平均
男性73.1% 女性26.9%

上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。

平均勤続年数

男性

11.9

女性

11

正社員

業種平均
男性17.5年 女性15.7年
全体平均
男性12.9年 女性10.5年
上場企業平均
男性14.9年 女性11.6年

「電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業」の業種は、全体平均よりも勤続年数が長い傾向にあることから、中長期的なキャリア設計に適している業種ともいえそうです。

働き方

有給休暇取得率

 

69%

正社員

業種平均
72.9%
全体平均
67.6%
上場企業平均
69.4%

取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。

育児休業取得率

男性

31.2%

女性

100%

正社員

業種平均
男性49.9% 女性91.6%
全体平均
男性40.5% 女性85.6%
上場企業平均
男性54.9% 女性97.2%

取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。

平均残業時間

 

19.6時間/月

対象正社員

業種平均
15.3時間/月
全体平均
13.4時間/月
上場企業平均
15.2時間/月

数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。

キャリア

女性の係長級比率

 

13%

ー人/ー人

業種平均
10.3%
全体平均
28.2%
上場企業平均
21.1%

管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。

女性の管理職比率

 

7%

ー人/ー人

業種平均
5.4%
全体平均
20.8%
上場企業平均
10.3%

「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。

女性の役員比率

 

15%

ー人/ー人

業種平均
8.4%
全体平均
16.1%
上場企業平均
11.2%

政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。

賃金

男女の賃金差異(全体)

 

71.6%

業種平均
69.5%
全体平均
70.2%
上場企業平均
67.2%

男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。

男女の賃金差異(正社員)

 

80.6%

業種平均
72.9%
全体平均
75.5%
上場企業平均
72.6%

日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。

男女の賃金差異(非正規社員)

 

30%

業種平均
66.6%
全体平均
80.9%
上場企業平均
70.3%

一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。

女性活躍と両立支援の取り組み

女性活躍に関する社内制度の概要

〇女性社員のキャリア形成支援に関する制度・取り組み
・新卒採用、中途採用ともに女性採用を強化。
・若手社員のうちから男女ともにキャリア研修を実施。ライフイベントを踏まえた自律的なキャリア形成を支援している。
・女性管理職育成のための女性社員対象の研修を実施。
・女性役員、女性幹部育成のための経営トップによる経営塾を実施。(全女性管理職対象)
・ライフイベントや勤務時間の制限等に関わらず実力実績で評価する人事制度を運用。
・管理職層向けにダイバーシティマネジメントに関する教育を強化し、管理職は多面的に評価される仕組みを採用。
・外部スクール通学の一部補助、ボランティア休暇等の制度を導入。自律的に社員が学ぶ意欲を支援。

仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要

〇仕事と家庭の両立支援に関する主な制度・取り組み
・3つの制度(在宅勤務・時差勤務・時間単位年休)
・育児、介護のための短時間勤務制度
・カムバック制度(特定事由による退職者の再雇用制度)
・配偶者転勤休職制度(配偶者の国内外の転勤に伴う休職制度)
・育児休業制度、妊婦健診など法定を上回る育児両立制度の運用
・男性の育児参画推進(配偶者出産休暇、育児休業取得の推奨)
・育児ガイドブック、介護ガイドブックの策定、周知。
・育児休業復職者同士のコミュニティ形成。(ワーキングマザー同士の座談会、定期的な人事部門との面談)

長時間労働是正のための取り組み内容

・全社を挙げての業務効率化(やめる業務、業務の見直しを洗い出して実行。)・成果に対する投資時間ではなく生産性を重視する働き方を社内に浸透させる。
・会議は原則45分以内。
・残業時間、目的の事前申請の徹底。
・高効率労働のための3つの制度(在宅勤務・時差勤務・時間単位年休)導入。
・長時間労働抑止のための本人・上司へのアラート実施と面談。
・上司のマネジメント力向上の教育強化。
・勤務間インターバルの奨励。
・DX推進(RPA等)

その他関連する取り組み内容など

○女性登用に関する目標・内容について
 2023年度中に女性管理職比率を8.0%とし、内部育成と外部採用の両軸で女性リーダーの登用を強化している。2017年4月に専任組織を設置し、数値目標の達成と男女問わない高効率労働の追求・社員のキャリア形成支援を推進している。
また、内閣府「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に賛同し、経営トップ自らが女性活躍を推進。マネジメント層への女性活躍の理解浸透・ダイバーシティマネジメントに関する意識改革のための教育を強化している。役員会議の場で定期的に女性活躍推進に関する議論を実施。

○2017年6月 「MSCI日本株女性活躍推進指数(WIN)」に採用。
 2017年9月 厚労省「えるぼし(2段階目)」認定取得。
 2018年1月 ブルームバーク社「2018年男女平等指数(GEI)」に選定。
 2018年6月 「FTSE4Good Index Series」および「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に採用。
 2018年8月 厚労省「えるぼし(3段階目)」認定取得。
 2018年11月 総務省「平成30年度テレワーク先駆者百選」選出。
 2019年3月 経産省,東証「平成30年度なでしこ銘柄」選定。
 2019年10月 厚労省「グッドキャリア企業アワード2019」イノベーション賞 受賞。
 2021年3月 経産省,東証「令和2年度準なでしこ」選定
 2022年3月 経産省,東証「令和3年度なでしこ銘柄」選定

〇男女の賃金格差
 平均賃金格差 71.6%(全労働者)、80.6%(正社員)、20.0%(アソシエイト)
 ※男性社員の給与水準を 100 としたときの女性社員の給与水準

【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴

職種・雇用形態転換制度

業種平均
13.4%
全体平均
12.9%
上場企業平均
26.4%

在宅勤務・テレワーク

業種平均
28.6%
全体平均
16.8%
上場企業平均
44.1%

正社員再雇用・中途採用制度

業種平均
18.9%
全体平均
14.9%
上場企業平均
31.0%

短時間勤務制度

業種平均
38.5%
全体平均
24.6%
上場企業平均
50.6%

教育訓練・研修制度

業種平均
21.3%
全体平均
13.4%
上場企業平均
29.2%

病気・不妊治療休暇

業種平均
19.0%
全体平均
7.2%
上場企業平均
18.5%

キャリアコンサルティング制度

業種平均
4.7%
全体平均
2.9%
上場企業平均
7.7%

年次有給休暇時間単位取得制度

業種平均
25.6%
全体平均
13.9%
上場企業平均
27.6%

フレックスタイム制度

業種平均
26.9%
全体平均
11.5%
上場企業平均
30.9%

日本標準産業分類における「電子部品・デバイス・電子回路製造業」、「電気機械器具製造業」、「情報通信機械器具製造業」は、現代のテクノロジーや産業基盤を支える重要な産業であり、各分野で高度な技術とスキルが求められます。これらの分野では、日常生活や産業で利用される多種多様な製品を製造し、それぞれの技術革新が進行中です。

「電子部品・デバイス・電子回路製造業」では、半導体やコンデンサなどの電子機器の基盤となる部品が製造されています。特に半導体は、パソコンやスマートフォン、自動車に組み込まれる重要な要素であり、製造には微細加工技術やクリーンルームでの作業が不可欠です。製造過程では、ナノメートル単位での精度が求められるため、高度な技術力が必要です。

「電気機械器具製造業」は、冷蔵庫、洗濯機などの家庭用電化製品や、モーター、発電機といった産業用電気機器を製造しています。これらの機器は、生活や工業活動に欠かせないものであり、電気回路の設計や機械加工のスキルが必要です。加えて、製品の耐久性や安全性の確保が求められ、省エネルギー性能の向上や環境規制に対応する技術も開発されています。

「情報通信機械器具製造業」では、パソコン、スマートフォン、ルーターなど、情報通信機器が製造されています。これらの機器は、高度な通信技術を必要とし、無線通信や光通信、デジタル信号処理に関する知識が求められます。また、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアとの連携が重要であり、通信機器の設計には、ファームウェアやネットワーク管理ソフトウェアの知識が不可欠です。

これらの産業全般で共通する特徴として、技術革新に対応する能力が求められます。特に、半導体の微細化や5G通信技術の進展、AIやIoTの導入に適応できる人材が重宝されています。製造工程の自動化も進んでおり、生産ラインにはロボットやAIが導入され、効率的な生産が行われています。また、スマートファクトリーの導入が進み、リアルタイムでの生産データの分析や、トラブルの早期発見が可能となっています。

労働環境においては、特に電子部品の製造ではクリーンルームが重要で、作業環境の衛生管理が厳しく求められます。キャリアパスとしては、製造技術者としてのスキルを磨くことで、製品設計や製造プロセスの改善、品質管理など、多様な分野で成長が可能です。加えて、ITやデジタルツールを活用したスマートファクトリーの管理や、グローバルな市場に対応したプロジェクトに参加するチャンスも多く、技術者にとっては成長の機会が豊富な業種です。

会社概要

企業名

ニデック株式会社

代表者

代表取締役社長 小部 博志

業種

電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業

所在地

京都府京都市南区久世殿城町338番地

会社規模

2176人

会社規模詳細

男性:1,754人 女性:422人(2023年3月末現在)

企業サイトURL

http://www.nidec.com/ja-JP/