数字で見る女性活躍と両立支援
リッチェルの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、プラスチック製品製造業、ゴム製品製造業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス
- 求職者向けトピックス
プラスチック製品・ゴム製品製造業には、プラスチックを用い、押出成形機、射出成形機などの各種成形機(又は成形器)により成形された押…
採用
採用者の性別割合
男性
50%
女性
50%
正社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率
男性
ー倍
女性
ー倍
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績
男性
1人
女性
1人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数
361人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比
男性
68.5%
女性
31.5%
正社員
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数
男性
19.6年
女性
16.9年
正社員
「プラスチック製品製造業、ゴム製品製造業」の業種は、全体平均よりも勤続年数が長い傾向にあることから、中長期的なキャリア設計に適している業種ともいえそうです。
働き方
有給休暇取得率
79%
対象とする労働者すべて
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率
男性
67%
女性
100%
対象とする労働者すべて
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間
4.2時間/月
その他
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率
14.3%
2人/14人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率
8.5%
5人/59人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率
ー%
ー人/11人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)
74%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)
71.9%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)
75.5%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
長時間労働是正のための取り組み内容
・ノー残業デー
・長時間労働者へ産業医による面談実施
その他関連する取り組み内容など
○平均年齢 42.9歳(男性43.8歳、女性41歳)
○育児休業復職率 100%
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
日本標準産業分類における「プラスチック製品製造業」、「ゴム製品製造業」は、現代の生活や産業に不可欠な素材を製造する産業であり、家庭用品、自動車部品、医療用品、電子機器、建材など、幅広い用途に製品を提供しています。
プラスチック製品の製造では、成形技術やリサイクル技術が重要視され、製品は射出成形や押出成形、ブロー成形といった技術を使って作られます。製造ラインの自動化が進んでおり、機械の設定やメンテナンス、トラブルシューティングのスキルが求められます。また、環境への配慮がますます重要になっており、リサイクル材やバイオプラスチックの使用が広がっていることから、これに対応した技術の導入が求められます。品質管理も徹底され、製品の耐久性や安全性を確保するための試験や検査が行われます。
一方、ゴム製品製造業では、自動車タイヤや医療用ゴム製品、工業用ベルト、家庭用品など多様な製品が作られます。ゴム製品には、混練や加硫といった特有の加工技術が必要で、これによりゴムの強度や耐熱性、弾性を向上させます。製品の耐久性や機能性が重視されるため、自動車部品や工業用ゴム製品では厳密な品質管理が行われ、耐久試験や物理的なテストが必要です。成形には、材料の特性を理解した上での精密な温度や時間の管理が求められます。
労働環境は主に工場勤務が中心で、機械の操作やメンテナンスが求められるため、専門知識が不可欠です。製造現場では自動化が進んでおり、トラブルに迅速に対応する技術が求められます。プラスチックやゴム製品の製造には、シフト制勤務や夜勤が必要な場合もあり、体力や健康管理が重要です。技術者は、成形や混練技術、プロセス改善に関する専門スキルを習得し、品質管理や効率向上のスキルを磨くことが求められます。
また、環境問題に対する取り組みが求められており、リサイクル技術の導入や持続可能な製品開発が進んでいます。企業は、環境規制に対応しながら機能性と環境負荷の軽減を両立させる製品作りを目指しており、エコフレンドリーな素材の使用が拡大しています。