数字で見る女性活躍と両立支援
大王製紙の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、パルプ・紙・紙加工品製造業、印刷業・印刷関連業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス

- 求職者向けトピックス
パルプ・紙・紙加工品製造業、印刷業・印刷関連業には、有機又は無機の物質に物理的、化学的変化を加えて新たな製品を製造し、これを卸売…
採用
採用者の性別割合

男性
70.2%
女性
29.8%
総合職
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率

男性
ー倍
女性
ー倍
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績

男性
48人
女性
14人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数

2445人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比

男性
86%
女性
14.0%
総合職
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数

男性
ー年
女性
ー年
「パルプ・紙・紙加工品製造業、印刷業・印刷関連業」の業種は、全体平均よりも勤続年数が長い傾向にあることから、中長期的なキャリア設計に適している業種ともいえそうです。
働き方
有給休暇取得率

ー%
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率

男性
91.3%
女性
100%
総合職
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間

21.0時間/月
その他
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率

16.0%
ー人/ー人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率

2.8%
ー人/ー人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率

14.3%
ー人/ー人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)

66.6%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)

67.8%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)

87.2%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
女性活躍に関する社内制度の概要
・職種転換制度(地域限定職→総合職)
・退職者のカムバック制度(男女共通)
・DaioCareerChallenge(社内公募制度)(男女共通)
・社内公募教育受講制度(男女共通)
・専門性職種コース制度
・勤務地限定制度(地域限定職)
仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要
・時差勤務制度
・介護や子供の看護に利用できる休暇制度
・GOO.Nすくすく休暇(育児目的休暇)制度
・社内保育園の設置(GOO.Nすくすくハウス)
・治療と仕事の両立支援制度
・長期療養救済制度(GLTD)
・時間外労働免除の制度
・有給休暇の取得奨励日の案内(連続休暇の奨励)
・ノー残デーの設定(週2日)
・ボランティア休暇制度
・配偶者出産休暇制度
・キャリアアップのための進学支援、資格取得支援(費用補助)
・孫育休にも利用できる保存年次休制度
・出産予定の3ケ月前に「育休計画」を提出するルールの運用
長時間労働是正のための取り組み内容
・週二回のノー残デーの設定と推進
・健康経営戦略マップにも掲載し、健康経営目標としても推進
その他関連する取り組み内容など
・男性の育児休業平均取得日数(2024年度):72日
・2021年5月 社長による「男性社員が育休100%取得できる企業を目指す」宣言
・父親学級及び管理職向け研修の実施(年4回)
・「女性のエンパワーメント原則 WEPs(Women’s Empowerment Principles)」に署名
・ジェンダーに関する情報開示と男女平等への取り組みに優れた企業が選出される「ブルームバーグ男女平等指数(Bloomberg Gender-Equality Index」に選定(2022年、2023年)
・厚生労働省イクメンプロジェクト「男性育休推進企業実態調査2022」で男性育休取得の過去3年間伸び率がトップに
・愛媛県内企業で10社目のえるぼし認定2段階目を取得(2024年度)
・D&I AWARD 2024において「ベストワークプレイス」企業に認定
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
「パルプ・紙・紙加工品製造業」、包装・出版・広告など多分野で活用され、自動化技術や環境配慮型製品の開発が進んでいます。紙製造では大型機械の操作や品質管理、印刷では色調やデザインデータ管理など専門スキルが必要です。デジタル印刷や短納期対応へのニーズも高まり、機械操作やITスキルを活かす場面が増加。現場ではシフト勤務もありますが、製造やクリエイティブ領域での成長機会があり、工程改善や環境対応に携わるキャリアも広がっています。
