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【職種】生産設備オペレーター(金属製品)とは?どんな仕事を含む?最新の職業分類からすべて紹介

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生産設備オペレーター(金属製品)とは、材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、金属材料の製造、金属加工、金属の溶接・溶断のため、金属を製錬又は精錬して金属材料を製造する工程、金属材料の鋳造・鍛造を行う工程、金属材料・金属板を加工する工程、金属の表面処理を行う工程、金属を接合・切断する工程、その他の金属製品の製造及び金属の加工処理を行う工程を監視・調整する仕事に従事するものをいいます。転職・就職活動では、まずは職種の内容を網羅的に確認したうえで、職種ごとの特徴や傾向を理解するようにするとよいでしょう。ここでは、職種をより詳しく知るきっかけとなるように、「生産設備オペレーター(金属製品)」を紹介します。

職種とは

「職種」とは、仕事の種類のことです。会社がある事業を手がけるとき、会社内では、複数の業務・役割が必要になります。例えば、モノやサービスをつくる(生産・製造)、モノやサービスを売る(営業・販売)、業績や経費支出等の計数を取りまとめる(経理)などがあります。このように、働く人が従事する業務・役割の違いが職種です。
業種や業界が企業や仕事の枠組み全体を意味するのに対し、職種は企業や組織の中でさらに細かく分かれる業務や役割を意味します。

業種との違い

「業種」とは、事業の種類のことであり、世の中のさまざまな事業・ビジネスの種類を区分するために用いる言葉です。具体的な区分の仕方はいくつかあり、総務省が定める「日本標準産業分類」や、証券業界で使われている証券コード協議会が定める「業種別分類項目」が有名です。
学生が就職活動のためにどんな業種があるかを知りたい際には、証券コード協議会が定める「業種別分類項目」の中分類33種を目に通してみるとよいでしょう。多すぎもせず、少なすぎもしないので、研究をする際にもちょうどよいと思います。
一方で、就業経験がある人が転職活動を始める際は、より詳細に、今の自分の業種と職種を正確に把握することが重要です。産業分類(業種)や職業分類(職種)の一覧表を参照すると、自分の所属する企業の業種や、自分が従事する職種を確認できます。業種については正確な定義はなく、業種の分類を独自に行っている求人検索エンジンもありますが、総務省の「日本標準産業分類(令和5年6月改訂)」で細かく分類されており、それが基本になっています。

業種とは?最新の産業分類の一覧から主な事業の内容を紹介

厚生労働省編職業分類とは

「厚生労働省編職業分類」(以下「職業分類」といいます)とは、職務の類似性及び職業紹介業務における求人・求職の取扱件数などに基づいて、それぞれの職業に対して社会的にどの程度需給があるかを考慮して職業を区分し、それを体系的に分類したもので、職業紹介事業や労働者の募集等に共通して用いるための職業分類として編集されたものです。
1953 年に初めて作成され、その後、主に社会経済情勢の変化等に伴う職業構造の変化を職業分類表に反映させるための数次の改定が行われています。
直近では2022年4月に、「第5回改定 厚生労働省編職業分類」として新職業分類が公表されました。その改定の背景としては、2011年改定の職業分類が改定から一定年数が経過し、この間の産業構造、職業構造の変化等に伴い、求人・求職者の職業認識との乖離が生じている分野がみられ、マッチング上の課題も散見されていたことがあります。これらの課題を踏まえ、日本標準職業分類に準拠して作成されていた職業分類を、統計という観点においては日本標準職業分類に対応させつつ、求人・求職のマッチングをより円滑に行えるようにするという観点から行われています。

この職業分類の分類表は、大分類、中分類、小分類の3段階に区分された分類項目によって構成されています。最も大きな区分である大分類は、次に掲げる15種類の区分で構成され、より細かな区分として、中分類、小分類を設定しています。

【大分類】
管理的職業
研究・技術の職業
法務・経営・文化芸術等の専門的職業
医療・看護・保健の職業
保育・教育の職業
事務的職業
販売・営業の職業
福祉・介護の職業
サービスの職業
警備・保安の職業
農林漁業の職業
製造・修理・塗装・製図等の職業
配送・輸送・機械運転の職業
建設・土木・電気工事の職業
運搬・清掃・包装・選別等の職業

まず、今の自分の職種を正確に把握するために、職業分類でどこに分類されるか確認していきましょう。
分類は、大分類(2桁数字で表記)、中分類(3桁数字で表記)、小分類(5桁数字で表記)の3つのレベルに分かれています。まず、職業分類の大分類の概要から、仕事内容が大分類のどこに分類されるかを確認します。次に、より細かい分類を知りたい場合、中分類、小分類と、更に細かく分類項目が分かれていますので、各項目の説明や内容例示から、分類を確認します。

参照:職業分類表 改定の経緯とその内容:第5回改定厚生労働省編職業分類|労働政策研究・研修機構(JILPT)

このページでは、前述した15種類の区分の「製造・修理・塗装・製図等の職業」のうち、「生産設備オペレーター(金属製品)」を紹介します。

生産設備オペレーター(金属製品)とは

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、金属材料の製造、金属加工、金属の溶接・溶断のため、金属を製錬又は精錬して金属材料を製造する工程、金属材料の鋳造・鍛造を行う工程、金属材料・金属板を加工する工程、金属の表面処理を行う工程、金属を接合・切断する工程、その他の金属製品の製造及び金属の加工処理を行う工程を監視・調整する仕事に従事するものをいいます。本職業分類ではこの仕事に従事するものを「オペレーター」と表記するが、「制御・監視員」と呼称されることもあります。

なお、機械器具・道具などを用いて、金属材料の製造、金属加工、金属の溶接・溶断の仕事に直接従事するものは、[071 製品製造・加工処理工(金属製品)]に分類します。

この中分類に該当する職業は、次のいずれかの小分類に分類します。
067-01 製銑・製鋼・非鉄金属製錬設備オペレーター
067-02 鋳造・鍛造設備オペレーター
067-03 金属工作設備オペレーター
067-04 金属プレス設備オペレーター
067-05 鉄工・製缶設備オペレーター
067-06 板金設備オペレーター
067-07 めっき・金属研磨設備オペレーター
067-08 金属溶接・溶断設備オペレーター
067-99 その他の生産設備オペレーター( 金属製品)

製銑・製鋼・非鉄金属製錬設備オペレーター[067-01]

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、銑鉄・合金鉄を製造するため、原料の装入・溶解、出さい(滓)・除さい・出銑などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(製銑設備オペレーター)、銑鉄・溶融銑鉄・鉄鋼くずなどから鋼・特殊鋼を製造するため、精錬、連続鋳造などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(製鋼設備オペレーター)及び原鉱石・非鉄金属くずなどから非鉄金属を製造するため、また粗製非鉄金属を再溶融・精製して精製非鉄金属を製造するため、原料の装入・溶解、鋳込造塊、電気分解、蒸留・還元などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(非鉄金属製錬設備オペレーター)をいいます。
自動化された生産設備を操作して、鋳物用の鉄の溶融工程を監視・調整する仕事に従事するものを含みます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
鋳銑機オペレーター
鋳物用アルミ溶解設備オペレーター
鋳物用鉄溶融設備オペレーター
高炉オペレーター
製鋼設備オペレーター
製銑設備オペレーター
造塊設備オペレーター
多結晶シリコン精錬設備オペレーター
鉄鋼製造設備オペレーター
電気炉オペレーター(製鋼)
転炉オペレーター(製鋼)
取べ精錬炉オペレーター
半導体材料精錬設備オペレーター
非鉄金属浸出・浄液設備オペレーター
非鉄金属電解設備オペレーター
非鉄金属溶融設備オペレーター
連続鋳造機オペレーター(製鋼)
連続鋳造機オペレーター(非鉄金属)

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
圧延設備オペレーター[067-99]
金属焙焼設備オペレーター[067-99]
粉鉱石焼結設備オペレーター[067-99]
半導体ウェーハ製造設備オペレーター[069-02]
製銑工[071-01]
製鋼工[071-01]
鋳物用非鉄金属溶融工[071-01]
半導体材料精錬工(多結晶シリコンなど)[071-01]
非鉄金属鋳込造塊工[071-01]
保全工(高炉、転炉、電気炉)[075-01]
炉修工(高炉、転炉、電気炉)[091-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、圧延の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 圧延設備オペレーター]
(2)自動化された生産設備を操作して、鉱石の焙焼の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 金属焙焼設備オペレーター]
(3)自動化された生産設備を操作して、粉鉱石の焼結の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 粉鉱石焼結設備オペレーター]
(4)自動化された生産設備を操作して、半導体ウェーハの製造工程を監視・調整する仕事に従事するもの[069-02 半導体ウェーハ製造設備オペレーター]
(5)機械器具・道具などを用いて、銑鉄を製造する仕事に従事するもの[071-01 製銑工]
(6)機械器具・道具などを用いて、鋼・特殊鋼を製造する仕事に従事するもの[071-01 製鋼工]
(7)機械器具・道具などを用いて、鋳物用の非鉄金属を溶融する仕事に従事するもの[071-01 鋳物用非鉄金属溶融工]
(8)機械器具・道具などを用いて、多結晶シリコンを製造する仕事に従事するもの[071-01 半導体材料精錬工(多結晶シリコンなど)]
(9)非鉄金属を製造するため、機械器具・道具などを用いて、原料の装入・溶解、鋳込造塊の仕事に従事するもの[071-01 非鉄金属鋳込造塊工]
(10)高炉・転炉・電気炉の保全・修理の仕事に従事するもの[075-01 保全工(高炉、転炉、電気炉)]
(11)高炉・転炉・電気炉の耐火れんがを修理する仕事に従事するもの[091-02 炉修工(高炉、転炉、電気炉)]

鋳造・鍛造設備オペレーター[067-02]

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、鋳物を製造するため鋳型に溶融金属を注入する工程などを監視・調整する仕事に従事するもの(金属管鋳造設備オペレーター)及び鍛造品を製造するため、生産設備を操作して、金属材料の加熱・鍛錬・成形などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(鍛造設備オペレーター)をいいます。
自動化された鍛造用プレス設備を操作して、金属材料の鍛錬・成形の工程を監視・調整する仕事に従事するものを含みます。

ただし、以下のものを除きます。
(1)鋼・非鉄金属を製造するため、自動化された生産設備を操作して、連続鋳造の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-01 連続鋳造機オペレーター(製鋼)、067-01 連続鋳造機オペレーター(非鉄金属)]
(2)自動化された生産設備を操作して、鍛接管の製造工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 鍛接管製造設備オペレーター]

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
鋳物製造設備オペレーター
鋳造設備オペレーター
金属管鋳造設備オペレーター
造型機オペレーター
鍛造加熱設備オペレーター
鍛造設備オペレーター
鍛造プレス設備オペレーター
ばね製造設備オペレーター(熱間成形によるもの)

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
鋳物用鉄溶融設備オペレーター[067-01]
非鉄金属溶融設備オペレーター[067-01]
連続鋳造機オペレーター(製鋼)[067-01]
連続鋳造機オペレーター(非鉄金属)[067-01]
金属プレス設備オペレーター[067-04]
鍛接管製造設備オペレーター[067-99]
鋳物工[071-02]
型鍛造工[071-02]
ダイカスト工[071-99]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、鋳物用金属の溶融工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-01 鋳物用鉄溶融設備オペレーター、067-01 非鉄金属溶融設備オペレーター]
(2)自動化された生産設備を操作して、冷間での金属板のプレス成形工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-04 金属プレス設備オペレーター]
(3)機械器具・道具などを用いて、鋳物・ダイカスト製品を製造する仕事に従事するもの[071-02 鋳物工、071-99 ダイカスト工]
(4)機械器具・道具などを用いて、鍛造品を製造する仕事に従事するもの[071-02型鍛造工]

金属工作設備オペレーター[067-03]

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、金属材料を切削加工するため、加工工程を監視・調整する仕事に従事するものをいいます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
金属工作設備オペレーター

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
旋盤工[ 071-05]
マシニングセンタオペレーター[071-06]
NC 旋盤工[071-06]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)各種の汎用金属工作機械を用いて、金属材料を切削加工する仕事に従事するもの[071-05 旋盤工など]
(2)各種の NC 金属工作機械を用いて、金属材料を切削加工する仕事に従事するもの[071-06 マシニングセンタオペレーター、071-06 NC 旋盤工など]

金属プレス設備オペレーター[067-04]

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、金属プレス製品を製造するため、金属板の冷間での打抜き・曲げ・絞り加工の工程を監視・調整する仕事に従事するものをいいます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
金属プレス設備オペレーター

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
鍛造プレス設備オペレーター[ 067-02]
金属プレス工[071-07]
打抜プレス工[071-07]
曲プレス工[071-07]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された鍛造用プレス設備を操作して、金属材料の鍛錬・成形の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-02 鍛造プレス設備オペレーター]
(2)金属プレス機械を用いて、金属板を一定の形に成形する仕事に従事するもの[071-07 金属プレス工、071-07 打抜プレス工、071-07 曲プレス工]

鉄工・製缶設備オペレーター[067-05]

建築用鉄骨、材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、鉄塔・橋りょう(梁)などの鋼製構造物、船舶の鋼板などを製作するため、金属板の切断・穴あけ・成形・溶接などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(鉄工設備オペレーター)及びボイラー・圧力容器・タンク(鉄槽)などを製作するため、生産設備を操作して、金属板の切断・穴あけ・成形・溶接などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(製缶設備オペレーター)をいいます。

ただし、以下のものを除きます。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属薄板の曲げ加工などによる容器(缶) の製造工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-06 製缶設備オペレーター(缶詰・飲料用の缶)]
(2)自動化された生産設備を操作して、金属板の溶接・切断の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-08 金属溶接設備オペレーター、067-08 レーザー切断設備オペレーター、067-99 金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)]

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
圧力容器製造設備オペレーター
製缶設備オペレーター(ボイラー容器・タンクなど)
鉄骨製造設備オペレーター
ボイラー容器製造設備オペレーター

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
製缶設備オペレーター(缶詰・飲料用の缶)[067-06]
金属溶接設備オペレーター[067-08]
レーザー切断設備オペレーター[067-08]
金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)[067-99]
橋りょう鉄工[071-08]
建築鉄工[ 071-08]
造船鉄工[071-08]
製缶工( 圧力容器)[071-08]
製缶工(タンク)[071-08]
製缶工( ボイラー)[071-08]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)機械器具・道具などを用いて、橋りょう(梁)用鋼板を製作する仕事に従事するもの[071-08 橋りょう鉄工]
(2)機械器具・道具などを用いて、建築用鉄骨を製作する仕事に従事するもの[071-08 建築鉄工]
(3)機械器具・道具などを用いて、船舶用鋼板の製作及び船殻(せんこく)の組立の仕事に従事するもの[071-08 造船鉄工]
(4)機械器具・道具などを用いて、ボイラー・圧力容器・タンク(鉄槽)を製作する仕事に従事するもの[071-08 製缶工(圧力容器)、071-08 製缶工(タンク)、071-08 製缶工(ボイラー)]

板金設備オペレーター[067-06]

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、板金製品を製造するため、金属薄板の切断・成形及び加工された金属薄板の組み合わせ、電気溶接などによる接合、はんだ・ろうによる接着、仕上げの工程を監視・調整する仕事に従事するものをいいます。

ただし、以下のものを除きます。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属薄板のプレス成形の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-04 金属プレス設備オペレーター]
(2)自動化された生産設備を操作して、金属薄板の溶接・切断の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-08 金属溶接設備オペレーター、067-99 金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)]

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
製缶設備オペレーター(缶詰・飲料用の缶)
板金設備オペレーター
曲ロール機オペレーター(板金)

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
金属プレス設備オペレーター[067-04]
金属溶接設備オペレーター[ 067-08]
金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)[067-99]
製缶設備オペレーター(ボイラー容器・タンクなど)[ 067-05]
工場板金工[071-10]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、ボイラー・タンクなどの製作工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-05 製缶設備オペレーター(ボイラー容器、タンクなど)
(2)電気機械器具の金属製部品・きょう(筐)体などを製造するため、機械器具・道具などを用いて、金属薄板の切断・成形・接合・接着・仕上げなどの仕事に従事するもの[071-10 工場板金工]

めっき・金属研磨設備オペレーター[067-07]

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、金属・プラスチックなどの表面を金属薄膜で覆うため、めっきの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(めっき設備オペレーター) 及び金属製の材料・半製品・製品の研磨・研削・仕上げをするため、研磨などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの(金属研磨設備オペレーター)をいいます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
金属研磨設備オペレーター
防錆処理設備オペレーター
めっき設備オペレーター

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
研削盤工[071-05]
ラップ盤工[071-05]
NC 研削盤工[071-06]
NC ラップ盤工[071-06]
化学めっき工[071-11]
金属研磨工[071-11]
電気めっき工[071-11]
金属塗装工[080-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)汎用研削盤・仕上機械を用いて金属材料の研磨・研削・仕上げの仕事に従事するもの[071-05 研削盤工、071-05 ラップ盤工]
(2)NC 研削盤・仕上機械を用いて金属材料の研磨・研削・仕上げの仕事に従事するもの[071-06 NC 研削盤工、071-06 NC ラップ盤工]
(3)機械器具・道具などを用いて、電気めっき・化学めっきの仕事に従事するもの[071-11 電気めっき工、071-11 化学めっき工]
(4)携帯用グラインダーなどを用いて金属材料・半製品・製品のきず(疵)取り・研磨・研削の仕事に従事するもの[071-11 金属研磨工]
(5)鋼板・金属管などの金属を塗装するため、塗料の調合、下地処理、塗りなどの仕事に従事するもの[080-02 金属塗装工]

金属溶接・溶断設備オペレーター[067-08]

材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、電熱・ガスの炎などを利用して金属の溶融・圧接による接合を行うため、接合の工程を監視・調整する仕事に従事するもの(金属溶接設備オペレーター)及びガスの炎、レーザー、プラズマなどのエネルギーを利用して金属の加熱による切断を行うため、切断の工程を監視・調整する仕事に従事するもの(金属溶断設備オペレーター)をいいます。
ただし、自動化された生産設備を操作して、溶接鋼管の製造工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 鋼管製造設備オペレーター]を除きます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
ガス切断設備オペレーター
金属溶接設備オペレーター
金属溶断設備オペレーター
溶接ロボットオペレーター
レーザー切断設備オペレーター

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)[067-99]
鋼管製造設備オペレーター[067-99]
はんだ付設備オペレーター[067-99]
ろう付設備オペレーター[067-99]
アーク溶接工[071-13]
ガス溶接工[071-13]
酸素アセチレンガス切断工[071-13]
はんだ付工[071-99]
ろう付工[071-99]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、刃物による金属の板・棒・管の切断工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)]
(2)自動化された生産設備を操作して、はんだ付け・ろう付けの工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 はんだ付設備オペレーター、067-99 ろう付設備オペレーター]
(3)機械器具・道具などを用いて、電気・ガスによる金属接合の仕事に従事するもの[071-13 アーク溶接工、071-13 ガス溶接工]
(4)機械器具・道具などを用いて、酸素アセチレンガスの炎による金属切断の仕事に従事するもの[071-13 酸素アセチレンガス切断工]
(5)はんだ・ろうの溶剤を用いて金属を接着する仕事に従事するもの[071-99 はんだ付工、071-99 ろう付工]

その他の生産設備オペレーター(金属製品)[067-99]

067-01~067-08に含まれない、ダイカスト製品の製造、なまし・焼ならし・焼入れ・焼戻し・浸炭・窒化などの金属熱処理、金属の板・条・棒・管などの製造、金属材料の引き抜き・巻き取り、刃物による金属の板・棒・管などの切断、粉鉱石の焼結、金属線製品・粉末冶金製品の製造及びろう付け・はんだ付けによる金属の接着などを行うため、材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、製品製造・加工処理の工程を監視・調整する仕事に従事するものをいいます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
圧延加熱設備オペレーター
圧延設備オペレーター
軌道用レール製造設備オペレーター
金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)
金属線製品製造設備オペレーター
金属焙焼設備オペレーター
金属熱処理設備オペレーター
くぎ製造設備オペレーター
鋼管製造設備オペレーター
シャーリング設備オペレーター
条鋼圧延設備オペレーター
伸線設備オペレーター
ダイカスト設備オペレーター
鍛接管製造設備オペレーター
熱間圧延設備オペレーター
ばね製造設備オペレーター(冷間成形によるもの)
はんだ付設備オペレーター
粉鉱石焼結設備オペレーター
粉末冶金製品製造設備オペレーター
溶接鋼管製造設備オペレーター
冷間圧延設備オペレーター
ろう付設備オペレーター

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
金属管鋳造設備オペレーター[067-02]
防錆処理設備オペレーター[067-07]
ガス切断設備オペレーター[067-08]
レーザー切断設備オペレーター[067-08]
金属熱処理工[071-03]
圧延工[071-04]
伸線工[071-99]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属管の鋳造工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-02 金属管鋳造設備オペレーター]
(2)自動化された生産設備を操作して、金属の防せい(錆)処理の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-07 防錆処理設備オペレーター]
(3)自動化された生産設備を操作して、ガスの炎を利用した金属の切断工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-08 ガス切断設備オペレーター]
(4)自動化された生産設備を操作して、レーザーを利用した金属の切断工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-08 レーザー切断設備オペレーター]
(5)機械器具・道具などを用いて金属の熱処理の仕事に従事するもの[071-03 金属熱処理工]
(6)金属の塊・板・棒などを圧延機で引き伸ばし、金属の板・条・棒・管などを製造する仕事に従事するもの[071-04 圧延工]
(7)機械器具・道具などを用いて金属材料の引き抜き、巻き取りの仕事に従事するもの[071-99 伸線工]

まとめ

転職・就職活動では、業種や業界、職種など、似た言葉が数多くありますが、どれも異なる意味を持っています。自分に合った仕事を見つけ、転職・就職活動を成功させるためには、それぞれの言葉の意味を正しく理解しておく必要があります。本記事を参考に、まずは職種の理解を深めておきましょう。

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