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【職種】製品製造・加工処理工(金属製品)とは?どんな仕事を含む?最新の職業分類からすべて紹介

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製品製造・加工処理工(金属製品)とは、機械器具・道具などを用いて、金属材料の製造、金属加工及び金属の溶接・溶断のため、金属を製錬又は精錬して金属材料を製造する仕事、金属材料の鋳造・鍛造・熱処理・圧延を行う仕事、金属材料・金属板を加工する仕事、金属の表面処理を行う仕事、金属製品を製造する仕事、金属を接合・切断する仕事、その他金属製品の製造並びに加工処理の仕事に直接従事するものをいいます。転職・就職活動では、まずは職種の内容を網羅的に確認したうえで、職種ごとの特徴や傾向を理解するようにするとよいでしょう。ここでは、職種をより詳しく知るきっかけとなるように、「製品製造・加工処理工(金属製品)」を紹介します。

職種とは

「職種」とは、仕事の種類のことです。会社がある事業を手がけるとき、会社内では、複数の業務・役割が必要になります。例えば、モノやサービスをつくる(生産・製造)、モノやサービスを売る(営業・販売)、業績や経費支出等の計数を取りまとめる(経理)などがあります。このように、働く人が従事する業務・役割の違いが職種です。
業種や業界が企業や仕事の枠組み全体を意味するのに対し、職種は企業や組織の中でさらに細かく分かれる業務や役割を意味します。

業種との違い

「業種」とは、事業の種類のことであり、世の中のさまざまな事業・ビジネスの種類を区分するために用いる言葉です。具体的な区分の仕方はいくつかあり、総務省が定める「日本標準産業分類」や、証券業界で使われている証券コード協議会が定める「業種別分類項目」が有名です。
学生が就職活動のためにどんな業種があるかを知りたい際には、証券コード協議会が定める「業種別分類項目」の中分類33種を目に通してみるとよいでしょう。多すぎもせず、少なすぎもしないので、研究をする際にもちょうどよいと思います。
一方で、就業経験がある人が転職活動を始める際は、より詳細に、今の自分の業種と職種を正確に把握することが重要です。産業分類(業種)や職業分類(職種)の一覧表を参照すると、自分の所属する企業の業種や、自分が従事する職種を確認できます。業種については正確な定義はなく、業種の分類を独自に行っている求人検索エンジンもありますが、総務省の「日本標準産業分類(令和5年6月改訂)」で細かく分類されており、それが基本になっています。

業種とは?最新の産業分類の一覧から主な事業の内容を紹介

厚生労働省編職業分類とは

「厚生労働省編職業分類」(以下「職業分類」といいます)とは、職務の類似性及び職業紹介業務における求人・求職の取扱件数などに基づいて、それぞれの職業に対して社会的にどの程度需給があるかを考慮して職業を区分し、それを体系的に分類したもので、職業紹介事業や労働者の募集等に共通して用いるための職業分類として編集されたものです。
1953 年に初めて作成され、その後、主に社会経済情勢の変化等に伴う職業構造の変化を職業分類表に反映させるための数次の改定が行われています。
直近では2022年4月に、「第5回改定 厚生労働省編職業分類」として新職業分類が公表されました。その改定の背景としては、2011年改定の職業分類が改定から一定年数が経過し、この間の産業構造、職業構造の変化等に伴い、求人・求職者の職業認識との乖離が生じている分野がみられ、マッチング上の課題も散見されていたことがあります。これらの課題を踏まえ、日本標準職業分類に準拠して作成されていた職業分類を、統計という観点においては日本標準職業分類に対応させつつ、求人・求職のマッチングをより円滑に行えるようにするという観点から行われています。

この職業分類の分類表は、大分類、中分類、小分類の3段階に区分された分類項目によって構成されています。最も大きな区分である大分類は、次に掲げる15種類の区分で構成され、より細かな区分として、中分類、小分類を設定しています。

【大分類】
管理的職業
研究・技術の職業
法務・経営・文化芸術等の専門的職業
医療・看護・保健の職業
保育・教育の職業
事務的職業
販売・営業の職業
福祉・介護の職業
サービスの職業
警備・保安の職業
農林漁業の職業
製造・修理・塗装・製図等の職業
配送・輸送・機械運転の職業
建設・土木・電気工事の職業
運搬・清掃・包装・選別等の職業

まず、今の自分の職種を正確に把握するために、職業分類でどこに分類されるか確認していきましょう。
分類は、大分類(2桁数字で表記)、中分類(3桁数字で表記)、小分類(5桁数字で表記)の3つのレベルに分かれています。まず、職業分類の大分類の概要から、仕事内容が大分類のどこに分類されるかを確認します。次に、より細かい分類を知りたい場合、中分類、小分類と、更に細かく分類項目が分かれていますので、各項目の説明や内容例示から、分類を確認します。

参照:職業分類表 改定の経緯とその内容:第5回改定厚生労働省編職業分類|労働政策研究・研修機構(JILPT)

このページでは、前述した15種類の区分の「製造・修理・塗装・製図等の職業」のうち、「製品製造・加工処理工(金属製品)」を紹介します。

製品製造・加工処理工(金属製品)とは

機械器具・道具などを用いて、金属材料の製造、金属加工及び金属の溶接・溶断のため、金属を製錬又は精錬して金属材料を製造する仕事、金属材料の鋳造・鍛造・熱処理・圧延を行う仕事、金属材料・金属板を加工する仕事、金属の表面処理を行う仕事、金属製品を製造する仕事、金属を接合・切断する仕事、その他金属製品の製造並びに加工処理の仕事に直接従事するものをいいます。
なお、材料に触れて直接処理や加工などを行うことはせず、装置・プラントなどの自動化された生産設備を操作して、金属材料の製造工程、金属の加工工程、金属の溶接・溶断の工程などを監視・調整する仕事に従事するものは、[067 生産設備オペレーター(金属製品)]に分類します。

この中分類に該当する職業は、次のいずれかの小分類に分類します。
071-01 製銑工、製鋼工、非鉄金属製錬工
071-02 鋳物製造工、鍛造工
071-03 金属熱処理工
071-04 圧延工
071-05 汎用金属工作機械工
071-06 数値制御金属工作機械工
071-07 金属プレス工
071-08 鉄工、製缶工
071-09 自動車板金工
071-10 板金工( 自動車を除く)
071-11 めっき工、金属研磨工
071-12 金属製器具・建具・金型等製造工
071-13 金属溶接・溶断工
071-99 その他の製品製造・加工処理工( 金属製品)

製銑工、製鋼工、非鉄金属製錬工[071-01]

高炉・電気炉を用いて銑鉄(せんてつ)・合金鉄を製造するため、原料の装入、炉況の監視、出さい(滓)・除さい・出銑、熱風炉の操作などの仕事に従事するもの(製銑工)、転炉・電気炉を用いて銑鉄・溶融銑鉄・鉄鋼くずなどから鋼・特殊鋼を製造するため、溶解・精錬・成分調整・造塊などの仕事に従事するもの(製鋼工)、原鉱石・非鉄金属くずから非鉄金属を製造するため又は粗製非鉄金属を再溶融・精製して精製非鉄金属を製造するため、溶錬炉・電気炉への原料の装入、炉の操作、鋳込造塊、浸出槽の浸出浄液の管理、電解槽の電解液の調整、電極の操作、金属板の電極からのはく(剥)離及び蒸留・還元などの仕事に従事するもの(非鉄金属製錬工)をいいます。
以下のものを含みます。
(1)キュポラ(溶銑炉)・電気炉を用いて鋳物用の鉄を溶融する仕事に従事するもの
(2)鋳物用の非鉄金属を溶融する仕事に従事するもの
(3)半導体・太陽電池の材料の多結晶シリコン、単結晶シリコンなどを製造するため、蒸留・還元などの仕事に従事するもの

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
亜鉛蒸留工
鋳物用非鉄金属溶融工
キュポラ工(鋳物用鉄溶融)
高炉冷却工
造塊工(製鋼)
ダイカスト用アルミニウム溶融工
電気炉工(鋳物用鉄溶融)
電気炉工(製鋼)
転炉炉前工(製鋼)
トーピードカー(混銑車)運転員
取べ運搬員
半導体材料精錬工(多結晶シリコンなど)
非鉄金属鋳込造塊工
非鉄金属電解工
フェロアロイ製造工
溶銑輸送員
炉前工(高炉)
炉前工(非鉄金属製錬)

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
鋳物用鉄溶融設備オペレーター[067-01]
製鋼設備オペレーター[067-01]
製銑設備オペレーター[067-01]
半導体材料精錬設備オペレーター[067-01]
非鉄金属溶融設備オペレーター[067-01]
連続鋳造機オペレーター(非鉄金属)[067-01]
圧延工[071-04]
保全工(高炉、転炉、電気炉)[075-01]
金属製錬検査工[ 076-01]
炉修工(高炉、転炉、電気炉)[091-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、製銑、製鋼、鋳物用の鉄の溶融工程、非鉄金属の溶融工程、半導体材料の精錬工程又は非鉄金属の鋳込造塊の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[製銑・製鋼・非鉄金属製錬の種類に即して分類する:067-01 鋳物用鉄溶融設備オペレーター、067-01 製鋼設備オペレーター、067-01 製銑設備オペレーター、067-01 半導体材料精錬設備オペレーター、067-01 非鉄金属溶融設備オペレーター、067-01 連続鋳造機オペレーター(非鉄金属)]
(2)機械器具・道具などを用いて、鋼・特殊鋼を圧延して鋼板などを製造する仕事に従事するもの[071-04 圧延工]
(3)高炉・転炉・電気炉の保全の仕事に従事するもの[075-01 保全工(高炉、転炉、電気炉)]
(4)金属製錬による生産物を検査する仕事に従事するもの[076-01 金属製錬検査工]
(5)高炉・転炉・電気炉の耐火れんがを修理する仕事に従事するもの[091-02 炉修工(高炉、転炉、電気炉)]

鋳物製造工、鍛造工[071-02]

木型・金型を用いて砂型・中子(なかご)を作り、これを組み立てた鋳型に溶融金属を注入する仕事及び鍛造用機械ハンマ・プレスなどを用いて、金属材料を熱間又は冷間で打撃・加圧・圧縮して種々の又は一定の形状に鍛錬・成形する仕事に従事するもの(鍛造工)をいいます。
火床(ほど)係を含みます。
ただし、鋼を鍛えて日本刀(美術工芸品)などを作るもの[016-01 刀かじ]を除きます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
アルミニウム鋳物工
鋳型工
鋳込工
鋳物仕上工
鋳物工
鋳物バリ取工
型鍛造工
型鍛造プレス工
可鍛鋳鉄鋳物工
機械込造型工
金属管鋳造工
工具かじ工
自由鍛造工
銑鉄鋳物工
鍛造加熱炉工
鍛造工助手
鍛造バリ取り工
鍛造ハンマ工
鍛造プレス工
調砂工
手かじ工
手込造型工
中子工
非鉄金属鋳物工
火床係
ばね製造工(熱間成形によるもの)
ローリング鍛造工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
刀かじ[016-01]
鍛造加熱設備オペレーター[067-02]
鍛造設備オペレーター[067-02]
鋳造設備オペレーター[067-02]
鋳物用非鉄金属溶融工[071-01]
金属プレス成形工[071-07]
金型製造工[071-12]
工具製造工[071-12]
刃物製造工[071-12]
遠心鋳造機運転工[071-99]
金型取付工[071-99]
鋳物木型工[073-04]
鋳物検査工[076-01]
鍛造検査工[076-01]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属材料の加熱工程又は鍛造の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[行う処理の種類に即して分類する:067-02 鍛造加熱設備オペレーター、067-02 鍛造設備オペレーター]
(2)自動化された生産設備を操作して、鋳物の製造工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-02 鋳造設備オペレーター]
(3)鋳物用の非鉄金属を溶融する仕事に従事するもの[071-01 鋳物用非鉄金属溶融工]
(4)プレス機械を用いて金属板を冷間で一定の形に成形する仕事に従事するもの[071-07 金属プレス成形工]
(5)金型・木型を製作する仕事に従事するもの[071-12 金型製造工、073-04 鋳物木型工]
(6)治工具・刃物を製造する仕事に従事するもの[071-12 工具製造工、071-12 刃物製造工]
(7)遠心鋳造機を用いて鋳造の仕事に従事するもの[071-99 遠心鋳造機運転工]
(8)金型の取り付け・取り外しの仕事に従事するもの[071-99 金型取付工]
(9)鋳物製品又は鍛造製品を検査する仕事に従事するもの[検査する製品の種類に即して分類する:076-01 鋳物検査工、076-01 鍛造検査工]

金属熱処理工[071-03]

金属に一定の性質を与えるため、機械器具・道具などを用いて、焼なまし・焼ならし・焼入れ・焼戻し・浸炭・窒化などの加熱・冷却の仕事に従事するものをいいます。
熱処理品の準備、後処理に従事するものを含みます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
高周波焼入焼戻し工
浸炭焼入焼戻し工
焼入焼戻し工
焼なまし・焼ならし工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
金属熱処理設備オペレーター[067-99]
圧延加熱炉工[071-04]
金属熱処理検査工[076-01]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属の熱処理工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 金属熱処理設備オペレーター]
(2)圧延のため加熱炉を用いて金属材料を加熱する仕事に従事するもの[071-04 圧延加熱炉工]
(3)金属の熱処理製品を検査する仕事に従事するもの[076-01 金属熱処理検査工]

圧延工[071-04]

金属の塊・板・棒などを熱間・冷間でロール圧延機にかけて引き伸ばし、板・条・棒を製造する仕事及び押出し・引き抜き・溶接などにより金属管を製作・精整する仕事(熱間・冷間・溶融を問わない)に従事するものをいいます。

以下のものを含みます。
(1)溶接鋼管を製造するため、つぎめ削り・きょ(鋸)断の仕事に従事するもの
(2)押出しによる製管のため金属材料を溶融する仕事に従事するもの

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
圧延加熱炉工
圧延仕上工
圧延ロール整備工
鋼板圧延工
シームレス鋼管工
条鋼圧延工
ステンレス鋼板工
展延工(非鉄金属箔)
電縫管工
熱間圧延工
表面処 理鋼板工
溶接鋼管工
冷間圧延工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
圧延設備オペレーター[067-99]
遠心鋳造機運転工[071-99]
金属切断工(刃物によるもの)[071-99]
伸線工[071-99]
圧延検査工[076-01]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、圧延の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 圧延設備オペレーター]
(2)遠心鋳造機を用いて鋳造の仕事に従事するもの[071-99 遠心鋳造機運転工]
(3)刃物を用いて金属を切断する仕事に従事するもの[071-99 金属切断工(刃物によるもの)]
(4)機械器具・道具を用いて金属材料を引き抜き、金属線を製造する仕事に従事するもの[071-99 伸線工]
(5)金属の圧延製品を検査する仕事に従事するもの[076-01 圧延検査工]

汎用金属工作機械工[071-05]

作業者がハンドルを回すことなどによって操作する汎用の旋盤・フライス盤・ボール盤・研削盤・仕上機械・中ぐり盤・ねじ切盤・放電加工機などの金属工作機械を用いて、金属材料の切削・研磨・研削・仕上げ・穴あけ・ねじ切りなどの仕事に従事するものをいいます。
金属材料にプラスチック材などを結合させた材料を切削加工する仕事に従事するものを含みます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
グラインダー工(金属研削)
研削盤工
仕上機械工
旋盤工
中ぐり盤工
ねじ切盤工
歯切盤工
歯車仕上盤工
バフ盤工
平削盤工
フライス盤工
ホーニング盤工
ボール盤工
ラップ盤工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
NC研削盤工[071-06]
NC旋盤工[ 071-06]
NCフライス盤工[071-06]
NCホーニング盤工[071-06]
NCボール盤工[071-06]
NCラップ盤工[071-06]
マシニングセンタオペレーター[071-06]
木工旋盤工[073-04]
プラスチック旋盤工[ 073-08]
プラスチックバフみがき工[073-08]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)NC研削盤・NCホーニング盤・NCラップ盤を用いて金属材料の研磨・研削・仕上げの仕事に従事するもの[071-06 NC 研削盤工、071-06 NCホーニング盤工、071-06 NCラップ盤工]
(2)NC旋盤を用いて金属材料を切削加工する仕事に従事するもの[071-06 NC 旋盤工]
(3)NCフライス盤・マシニングセンタを用いて金属材料を切削加工する仕事に従事するもの[071-06 NCフライス盤工、071-06 マシニングセンタオペレーター]
(4)NC ボール盤を用いて金属材料に穴をあける仕事に従事するもの[071-06 NCボール盤工]
(5)木工旋盤を用いて木材を切削加工する仕事に従事するもの[073-04 木工旋盤工]
(6)旋盤を用いてプラスチック材料を切削加工する仕事に従事するもの[073-08プラスチック旋盤工]
(7)プラスチック材料の研磨・研削・仕上げの仕事に従事するもの[073-08 プラスチックバフみがき工]

数値制御金属工作機械工[071-06]

コンピュータ数値制御方式(CNC:computerized numerical control)の旋盤・フライス盤・マシニングセンタ・放電加工機・レーザー加工機・ボール盤・研削盤・仕上機械・中ぐり盤・ねじ切盤などの金属工作機械を用いて、金属材料の切削・研磨・研削・仕上げ・穴あけ・
ねじ切りなどの仕事に従事するものをいいます。
金属材料にプラスチック材などを結合させた材料を切削加工する仕事に従事するものを含みます。

ただし、加工プログラムを作成する仕事に専ら従事するもの[009-03 NC 工作機械プログラマー]を除きます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
NC金属特殊加工機工
NC工作機械オペレーター
NC旋盤工
NCフライス盤工
NC放電加工機工
NC研削盤工
NC中ぐり盤工
NCねじ切盤工
NC歯切盤工
NC歯車仕上盤工
NC平削盤工
NCホーニング盤工
NCボール盤工
NCラップ盤工
NCレーザー加工機工(切断・溶接を除く)
NCワイヤカット放電加工機工
ターニングセンタオペレーター
マシニングセンタオペレーター

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
NC工作機械プログラマー[009-03]
金属工作設備オペレーター[067-03]
旋盤工[071-05]
フライス盤工[071-05]
自動レーザー切断機運転工[071-13]
プラスチック NC旋盤工[ 073-08]
プラズマ切断工[071-13]
レーザー切断工[071-13]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属材料の切削加工の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-03 金属工作設備オペレーター]
(2)汎用旋盤を用いて金属材料を切削加工する仕事に従事するもの[071-05 旋盤工]
(3)汎用フライス盤を用いて金属材料を切削加工する仕事に従事するもの[071-05 フライス盤工]
(4)金属特殊加工機を用いて金属材料を切断する仕事に従事するもの[071-13 自動レーザー切断機運転工、071-13 プラズマ切断工、071-13 レーザー切断工]
(5)NC 旋盤を用いてプラスチック材料を切削加工する仕事に従事するもの[073-08 プラスチック NC 旋盤工]

金属プレス工[071-07]

プレス機械を用いて、金属板を冷間で打抜き、曲げ、絞り、一定の形に成形する仕事に従事するものをいいます。
刻印の仕事に従事するものを含みます。
ただし、板金の仕事の一過程において、プレス機械を用いて仕事に従事するもの[071-10 工場板金工]を除きます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
打抜プレス工
金属口金プレス工
金属プレス成形工
絞プレス工
タレットパンチプレス工
ブレーキプレス工
プレス刻印工
プレス成形工(打抜プレス、曲プレスを除く)
ベンダー工
曲プレス工
NCタレットパンチプレス工
NCプレス機械工
NC ベンダー工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
金属プレス設備オペレーター[067-04]
鍛造プレス工[071-02]
工場板金工[071-10]
打貫工[071-99]
金型取付工[071-99]
シャーリング工[ 071-99]
金属プレス検査工[076-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属板のプレス成形の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-04 金属プレス設備オペレーター]
(2)鍛造用プレス機械を用いて金属材料を成形する仕事に従事するもの[071-02鍛造プレス工]
(3)打貫機を用いて穴を打ち貫く仕事に従事するもの[071-99 打貫工]
(4)金型の取り付け・取り外しの仕事に専ら従事するもの[071-99 金型取付工]
(5)せん断機を用いて金属板を切断する仕事に従事するもの[071-99 シャーリング工]
(6)金属のプレス加工品を検査する仕事に従事するもの[076-02 金属プレス検査工]

鉄工、製缶工[071-08]

建築用鉄骨、鉄塔・橋りょう(梁)などの鋼製構造物、船舶の鋼板又はボイラー・圧力容器・タンク(鉄槽)などを製作するため、原寸図面の作成、鋼板けがき・切断・穴あけ・撓鉄(ぎょうてつ:鋼板を曲げること)・組立・接合・はつりなどの仕事に従事するものをいいます。
船殻(せんこく:船体の外殻)の組立の仕事に従事するものを含みます。

ただし、以下のものを除きます。
(1)はつりの仕事に専ら従事するもの[071-11 金属はつり工]
(2)接合・切断の仕事に専ら従事するもの[071-13 アーク溶接工、071-13 酸素アセチレンガス切断工、071-13 レーザー切断工、071-99 金属切断工(刃物によるもの)など]

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
圧力容器組立工
機械鉄工
橋りょう鉄工
建築鉄工
製缶工(圧力容器)
製缶工(タンク)
製缶工(ボイラー)
船体ブロック組立工
造船工
造船鉄工
鉄骨工
タンク製缶工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
製缶設備オペレーター(ボイラー容器・タンクなど)[067-05]
鉄骨製造設備オペレーター[067-05]
製缶工(缶詰・飲料用の缶)[071-10]
ドラム缶製造工[071-10]
金属はつり工[071-11]
アーク溶接工[071-13]
酸素アセチレンガス切断工[071-13]
レーザー切断工[071-13]
金属切断工(刃物によるもの)[071-99]
船舶ぎ装(艤装)工[074-12]
製缶検査工[076-02]
鉄工検査工[076-02]
クレーン運転工[089-04]
建築とび工[090-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、建築用鉄骨の製作工程又はボイラー容器・圧力容器・タンクなどの製作工程を監視・調整する仕事に従事するもの[生産する製品の種類に即して分類する:067-05 製缶設備オペレーター(ボイラー容器・タンクなど)、067-05 鉄骨製造設備オペレーター]
(2)金属薄板を加工して飲料・缶詰用の缶、ドラム缶などを製造する仕事に従事するもの[071-10 製缶工(缶詰・飲料用の缶)、071-10 ドラム缶製造工]
(3)船舶に荷役装置、船用機関、操舵装置、通信機、計器類、通風装置などを取り付ける仕事に従事するもの[074-12 船舶ぎ装(艤装)工]
(4)鉄骨・鋼板・圧力容器を検査する仕事に従事するもの[076-02 製缶検査工、076-02 鉄工検査工]
(5)クレーンを運転して鉄筋を運搬する仕事に専ら従事するもの[089-04 クレーン運転工]
(6)鉄骨を用いて建築物の柱・梁を組み立てる仕事に従事するもの[090-02 建築とび工]

自動車板金工[071-09]

自動車の車体のへこみ・きず(疵)を修理し、修復箇所を塗装する仕事に従事するものをいいます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
板金工(自動車修理業)
板金塗装工(自動車修理業)

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
自動車整備工[075-03]
自動車塗装工[080-02]
自動車塗装設備オペレーター[080- 02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動車のエンジン、制御・排気装置などを点検・整備する仕事に従事するもの[075-03 自動車整備工]
(2)自動車を塗装する仕事に専ら従事するもの[080-02 自動車塗装工]
(3)自動車の生産工程において、自動化された生産設備を操作して、車体の塗装工程を監視・調整する仕事に従事するもの[080-02 自動車塗装設備オペレーター]

板金工(自動車を除く)[071-10]

屋根をふ(葺)くため又は金属製のとい(樋)・ダクトなどを製作するため、あるいは電気機械器具の金属製部品・きょう(筺)体、缶詰・飲料用の缶、ドラム缶などを製造するため、金切はさみ・つち(槌)・切断機・曲ロール機・プレス機械などを用いて金属薄板を切断・成形する仕事、加工された金属薄板を組み合わせ、電熱・ガスの炎を利用して接合する仕事、ろう・はんだの溶剤を用いて接着する仕事及びそれらの仕上げをする仕事に従事するものをいいます。
金属製のとい・ダクト・外壁材などを取り付ける仕事に従事するものを含みます。

ただし、以下のものを除きます。
(1) プレス機械を用いて金属薄板を一定の形に成形する仕事に従事するもの[071-07 金属プレス成形工]
(2)金属薄板の溶接・はんだ付け・ろう付け・切断の仕事に従事するもの[071-13 アーク溶接工、071-13 シーム溶接工、071-13 スポット溶接工、071-13 レーザー切断工、071-99 金属切断工(刃物によるもの)、071-99 はんだ付工、071-99 ろう付工など]

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
金属サイディング工
金属屋根ふき工
建築板金工
工場板金工
製缶工( 缶詰・飲料用の缶)
製缶板金工
精密板金工
ダクト工
ドラム缶製造工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
板金設備オペレーター[067-06]
金属プレス成形工[071-07]
自動車板金工[071-09]
アーク溶接工[071-13]
シーム溶接工[071-13]
スポット溶接工[071-13]
レーザー切断工[071-13]
金属切断工(刃物によるもの)[071-99]
はんだ付工[071-99]
ろう付工[ 071-99]
板金検査工[076-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属薄板の切断・成形加工などの工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-06 板金設備オペレーター]
(2)車体のへこみ・きずを修理し、修復箇所を塗装する仕事に従事するもの[071-09 自動車板金工]
(3)板金製品・板金加工品を検査する仕事に従事するもの[076-02 板金検査工]

めっき工、金属研磨工[071-11]

機械器具・道具などを用いて、電気めっき、化学めっき、溶融めっき、溶射めっき、真空・気相めっきなどのめっきの仕事及び陽極処理・防せい(錆)処理の仕事に従事するもの(めっき工)並びに携帯用グラインダー・と(砥)石・やすり・たがねなどを用いて、金属材料・半製品・製品のきず(疵)取り・研磨・研削・すり(摺)合わせ・ラッピングなどの仕事に従事するもの(金属研磨工)をいいます。
以下のものを含みます。
(1)めっき前の脱脂・酸洗い・研磨、めっき後の洗浄・仕上研磨の仕事に従事するもの
(2)刃物をとぐ仕事に従事するもの
(3)金属の彫刻・エッチングの仕事に従事するもの

ただし、鋳物のバリ取りの仕事に従事するもの[071-02 鋳物バリ取工]を除きます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
アルマイト工
化学めっき工
可搬研磨工(ポータブル研磨)
気相めっき工
金属きさげ工
金属材料研磨工
金属製品研磨工
金属手仕上工
金属はつり工
金属めっき工
金属やすり掛け工
化成処理工
工具研磨工
真空めっき工
電気めっき工
のこ目立職
刃物とぎ工
防錆処理工
めっき工(電気めっきを除く)
陽極処理工
溶射めっき工
溶融めっき工
ラップ手仕上げ工(金属製品製造)

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
金属研磨設備オペレーター[ 067-07]
めっき設備オペレーター[067-07]
鋳物バリ取工[071-02]
研削盤工[071-05]
バフ盤工[071-05]
ホーニング盤工[071-05]
ラップ盤工[071-05]
NC 研削盤工[071-06]
金属研磨検査工[076-02]
めっき検査工[076-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、金属研磨の工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-07 金属研磨設備オペレーター]
(2)自動化された生産設備を操作して、めっきの工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-07 めっき設備オペレーター]
(3)汎用研削盤を用いて研磨・研削の仕事に従事するもの[071-05 研削盤工]
(4)汎用仕上機械を用いて仕上げの仕事に従事するもの[071-05 バフ盤工、071-05 ホーニング盤工、071-05 ラップ盤工]
(5)NC 研削盤を用いて研磨・研削の仕事に従事するもの[071-06 NC 研削盤工]
(6)金属材料・製品などの研磨仕上げを検査する仕事に従事するもの[076-02 金属研磨検査工]
(7)めっき製品を検査する仕事に従事するもの[076-02 めっき検査工]

金属製器具・建具・金型等製造工[071-12]

金属製のねじ・くぎ・ばね・治具(加工用・組立用など)・工具(切削用・研磨用など)・刃物(切断用・切削用など)・金具(建築用・建具用・車両用・袋物用など)、金属製の網・ワイヤーロープ・針及び金属製の家具・建具、金型(鋳造機械用・鍛造機械用・金属プレス機械用・プラスチック成形機用など)並びにその他の金属製品・金属線製品を製造するため、機械器具・道具などを用いて、金属材料の切断、成形、接合、熱処理、研磨、めっき、塗装、組立などの仕事に従事するものをいいます。
金型の修理の仕事に従事するものを含みます。

ただし、金属材料の切断、成形、接合、熱処理、研磨、めっき、塗装のそれぞれの仕事に従事するもの[071 製品製造・加工処理工(金属製品):071-02 型鍛造工、 071-02 ばね製造工(熱間成形によるもの)、071-03 金属熱処理工、071-07 金属プレス成形工、071-11 金属研磨工、071-11 電気めっき工、071-13 アーク溶接工、071-99 金属切断工(刃物によるもの)、071-99 伸線工、080 生産関連の職業(塗装・製図を含む):080-02 金属塗装工]を除きます。

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
アルミサッシ組立工
金網編工
金型工
金型修理工
金型製造工
金具製造工
金属製家具製造工
金属製建具製造工
金属製フェンス組立工
金属線製品製造工
金属ネジ類製造工
ガス器具組立工
くぎ類製造工
管継手製造工
鋼球製造工
工具 製造工
治具製造工
治工具製造工
スプリング製造工(冷間成形によるもの)
石油ストーブ製造工
ドアハンドルラッチ組立工
刃物製造工
針製造工
ばね製造工(冷間成形によるもの)
やすり製造工
ワイヤーロープ製造工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
ばね製造設備オペレーター(冷間成形によるもの)[067-99]
金属線製品製造設備オペレーター[067-99]
型鍛造工[071-02]
ばね製造工(熱間成形によるもの)[071-02]
金属熱処理工[071-03]
金属プレス成形工[ 071-07]
金属研磨工[071-11]
電気めっき工[071-11]
アーク溶接工[071-13]
金属切断工(刃物によるもの)[071-99]
伸線工[071-99]
金属製家具検査工[076-02]
金属塗装工[ 080-02]
金属建具取付工[091-07]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、ばね・金属線製品の製造工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 ばね製造設備オペレーター(冷間成形によるもの)、067-99 金属線製品製造設備オペレーター]
(2)金属製家具を検査する仕事に従事するもの[076-02 金属製家具検査工]
(3)建物に金属製のドア・サッシなどの建具を取り付ける仕事に従事するもの[091-07 金属建具取付工]

金属溶接・溶断工[071-13]

電熱、ガスの炎、レーザー、プラズマなどを利用して、金属を溶融・圧接して接合する仕事又は金属を切断する仕事に従事するものをいいます。
以下のものを含みます。
(1)自動溶接機を操作して金属を接合する仕事に従事するもの
(2)自動ガス切断機を操作して金属を切断する仕事に従事するもの

ただし、以下のものを除きます。
(1)溶接鋼管を製造する仕事の一過程において溶接の仕事に従事するもの[071-04 溶接鋼管工]
(2)建築用鉄骨、船舶の鋼板、ボイラーなどを製作する仕事及び板金の仕事の一過程において、金属の接合・切断の仕事に従事するもの[071-08 建築鉄工、071-08 製缶工、071-08 造船鉄工、071-10 建築板金工、071-10 工場板金工]

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
アーク溶接工
アルゴン溶接工
ガス圧接工(鉄筋工事)
ガス切断工
ガス溶接工
酸素アセチレンガス切断工
酸素アセチレンガス溶接工
シーム溶接工
自動ガス切断機運転工
自動電気溶接機運転工
自動レーザー切断機運転工
自動溶接機運転工
自動溶断機運転工
スポット溶接工
炭酸ガスアーク溶接工
ティグ溶接工
抵抗溶接工
半自動アーク溶接工
被覆アーク溶接工
プラズマ切断工
プラズマ溶接工
レーザー切断工
レーザー溶接工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
ガス切断設備オペレーター[ 067-08]
金属溶接設備オペレーター[ 067-08]
金属溶断設備オペレーター[067-08]
溶接ロボットオペレーター[067-08]
溶接鋼管工[071-04]
建築鉄工[071-08]
製缶工[071-08]
造船鉄工[071-08]
建築板金工[071-10]
工場板金工[071-10]
金属切断工(刃物によるもの)[071-99]
はんだ付工[071-99]
ろう付工[ 071-99]
金属溶接検査工[076-02]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、ガスの炎を利用した金属の切断工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-08 ガス切断設備オペレーター]
(2)自動化された生産設備を操作して、金属の溶接・溶断工程を監視・調整する仕事に従事するもの[067-08 金属溶接設備オペレーター、067-08 金属溶断設備オペレーター、067-08 溶接ロボットオペレーター]
(3)刃物を用いて金属を切断する仕事に従事するもの[071-99 金属切断工(刃物によるもの)]
(4)はんだ・ろうの溶剤を用いて金属を接着する仕事に従事するもの[071-99 はんだ付工、071-99 ろう付工]
(5)金属溶接の接合部分を検査する仕事に従事するもの[076-02 金属溶接検査工]

その他の製品製造・加工処理工(金属製品)[071-99]

071-01~071-13 に含まれない、機械器具・道具などを用いて行う、金属線・粉末冶金製品の製造、ろう付け・はんだ付け、けがき、金型の取り付け及び機械の解体などの仕事並びにダイカストマシンによる鋳造、刃物による金属の切断及びその他金属製品の製造・加工処理の仕事に従事するものをいいます。
金属線を製造するため、金属材料の酸洗い、石灰槽への浸漬などの前処理の仕事に従事するものを含みます。

ただし、以下のものを除きます。
(1)板金仕事の一過程において、ろう・はんだ、切断機などを用いて金属薄板を接着する仕事に従事するもの[071-10 工場板金工]
(2)型鍛造・プレス成形などの仕事の一過程において、金型の取り付け・取り外しの仕事に従事するもの[071-02 型鍛造工、071-07 金属プレス成形工、073-08 プラスチック成形工]

○ この項目に該当する職種で代表的なものは次の通りです。
遠心鋳造機運転工
機械解体処理工
軌道用レール製造設備工
金型取付工
金属材料原料工
金属切断工(刃物によるもの)
金属彫刻工
金属焙焼工
けがき工
鉱石焼結工
伸線工
自動車解体工
シャーリング工
せん断機工
ダイカスト工
打貫工
電気機械分解工
特定家庭用機器分解工
廃家電分解工
はんだ付工
バンドソー工(金属)
粉末冶金成形工
粉末冶金製品製造工
ペレット工
丸のこ工(金属)
リサイクル家電分解工
ろう付工

× この項目に誤って分類されがちな職種は次の通りです。
金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)[067-99]
伸線設備オペレーター[067-99]
ダイカスト設備オペレーター[067-99]
はんだ付設備オペレーター[067-99]
ろう付設備オペレーター[ 067-99]
ダイカスト用アルミニウム溶融工[071-01]
型鍛造工[071-02]
金属熱処理工[071-03]
金属プレス成形工[071-07]
工場板金工[071-10]
防錆処理工[ 071-11]
金属線製品製造工[071-12]
酸素アセチレンガス切断工[071-13]
自動レーザー切断機運転工[071-13]
プラスチック成形工[073-08]
ダイカスト検査工[076-02]
ろう付検査工[076-02]
自動車解体部品選別作業員[098-01]
リサイクル家電解体部品選別作業員[098-01]

なお、以下のものは、それぞれの分類項目に分類します。
(1)自動化された生産設備を操作して、ダイカスト製品の製造工程、金属線の製造工程、刃物による金属の切断工程、はんだ付け・ろう付けを監視・調整する仕事に従事するもの[067-99 金属切断設備オペレーター(刃物によるもの)、067-99 伸線設備オペレーター、067-99 ダイカスト設備オペレーター、067-99 はんだ付設備オペレーター、067-99 ろう付設備オペレーター]
(2)ダイカスト用非鉄金属を溶融する仕事に従事するもの[071-01 ダイカスト用アルミニウム溶融工]
(3)金属に一定の性質を与えるため熱処理の仕事に従事するもの[071-03 金属熱処理工]
(4)金属の防せい(錆)処理を行って被膜をつける仕事に従事するもの[071-11 防錆処理工]
(5)くぎ・ばね・針などの金属線製品を製造する仕事に従事するもの[071-12 金属線製品 製造工]
(6)酸素アセチレンガスの炎で金属を焼き切る仕事に従事するもの[071-13 酸素アセチレンガス切断工]
(7)レーザーを利用して金属を切断する仕事に従事するもの[071-13 自動レーザー切断機運転工]
(8) ダイカスト製品又はろう付けの接合部分を検査する仕事に従事するもの[076-02 ダイカスト検査工、076-02 ろう付検査工]
(9)機械の解体部品を選別する仕事に従事するもの[098-01 自動車解体部品選別作業員、098-01 リサイクル家電解体部品選別作業員]

まとめ

転職・就職活動では、業種や業界、職種など、似た言葉が数多くありますが、どれも異なる意味を持っています。自分に合った仕事を見つけ、転職・就職活動を成功させるためには、それぞれの言葉の意味を正しく理解しておく必要があります。本記事を参考に、まずは職種の理解を深めておきましょう。

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