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化粧品、業務用化粧品、石鹸、シャンプー、リンス、医薬品などの製造販売、輸出入

データ集計:2024年1月時点

数字で見る女性活躍と両立支援

資生堂の女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、化学工業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。

関連トピックス

  • 求職者向けトピックス

化学工業には、化学的処理を主な製造過程とする事業及びこれらの化学的処理によって得られた物質の混合、又は最終処理を行う事業のうち他…

採用

採用者の性別割合

男性

35%

女性

65.0%

正社員

業種平均
男性64.9% 女性35.1%
全体平均
男性56.7% 女性43.3%
上場企業平均
男性66.4% 女性33.6%

まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。

採用での競争倍率

男性

女性

業種平均
男性26.7倍 女性31.7倍
全体平均
男性13.8倍 女性11.6倍
上場企業平均
男性21.9倍 女性29.5倍

採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、「化学工業」の業種では、性別を問わず、全体平均よりも格段に競争が厳しくなっているようです。

中途採用実績

男性

128

女性

190

業種平均
男性28.5人 女性14.7人
全体平均
男性21.4人 女性15.4人
上場企業平均
男性41.9人 女性18.0人

まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。

従業員

従業員数

  

5980

業種別の構成比率
10人未満0.5%
10~100人1.4%
101~300人28.3%
301~500人22.6%
501~1000人21.7%
1001~5000人21.9%
5000人以上3.5%

同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。

従業員の男女比

男性

21.7%

女性

78.3%

正社員

業種平均
男性72.2% 女性27.8%
全体平均
男性63.2% 女性36.8%
上場企業平均
男性73.1% 女性26.9%

上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。

平均勤続年数

男性

14.4

女性

16

正社員

業種平均
男性15.7年 女性13.2年
全体平均
男性12.9年 女性10.5年
上場企業平均
男性14.9年 女性11.6年

終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。

働き方

有給休暇取得率

 

85.7%

社員

業種平均
74.5%
全体平均
67.6%
上場企業平均
69.4%

「化学工業」の業種平均の有給休暇取得率は、全体平均よりも高くなっています。取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。

育児休業取得率

男性

113%

女性

107%

社員

業種平均
男性61.9% 女性96.8%
全体平均
男性40.5% 女性85.6%
上場企業平均
男性54.9% 女性97.2%

「化学工業」の業種平均の育児休業取得率(男性)は、全体平均よりも高くなっています。取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。

平均残業時間

 

9.1時間/月

対象正社員

業種平均
12.0時間/月
全体平均
13.4時間/月
上場企業平均
15.2時間/月

数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。

キャリア

女性の係長級比率

 

38.9%

208人/535人

業種平均
22.7%
全体平均
28.2%
上場企業平均
21.1%

管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。

女性の管理職比率

 

40.0%

531人/1327人

業種平均
11.8%
全体平均
20.8%
上場企業平均
10.3%

「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。

女性の役員比率

 

38.9%

7人/18人

業種平均
13.3%
全体平均
16.1%
上場企業平均
11.2%

政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。

賃金

男女の賃金差異(全体)

 

76.1%

業種平均
72.2%
全体平均
70.2%
上場企業平均
67.2%

男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。

男女の賃金差異(正社員)

 

87.1%

業種平均
76.3%
全体平均
75.5%
上場企業平均
72.6%

日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。

男女の賃金差異(非正規社員)

 

68.5%

業種平均
66.0%
全体平均
80.9%
上場企業平均
70.3%

一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。

女性活躍と両立支援の取り組み

女性活躍に関する社内制度の概要

・上級管理職及び管理職をめざす女性社員を対象とした選抜研修を実施
・公募による社内研修の機会を提供

仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要

・ビューティーコンサルタント(BC)の育児時間取得の為の制度を導入
お客さま応対に従事するBCが育児時間制度を利用する際に、BCに代わり夕刻以降の店頭活動をサポートする人員(カンガルースタッフ)を派遣する体制を整備(2007年~)。

・事業所内保育所整備
事業所内保育所「カンガルーム汐留」を設立(2003年)。さらに事業所内保育所の運営委託を事業の柱とした「KODOMOLOGY株式会社」を設立し、2017年には「カンガルーム掛川」を開設。

・資生堂ハイブリッドワークスタイルを導入
「リモートワーク/オフィスワーク」のシナジーを最大化し、目的に応じて組み合わせ、最適な働き方で・最大の効果を上げることを目指しています。

・コアタイムの無いスーパーフレックス制度の導入
ワークライフバランス向上が目的ですが、プライベート最優先ではなく、業務効率を向上し、組織の一員として自律的な働き方を実現することも重視しています。具体的には、5:00-22:00の間を「フレキシブルタイム」とし、最低1h以上の勤務を目安としています。

長時間労働是正のための取り組み内容

・働き方見直しガイドラインの活用
2011年度からはガイドライン(労働時間に関するKPIと目標)を示したうえで、国内の全ての事業所で働き方見直し活動に取り組んでいます。働き方見直しにあたっての事例集「働き方見直しガイドブック」を制作・配布し、社内の好事例の水平展開を推進。

・オフィス消灯施策の推進
国内全ての事業所※にて22時オフィス消灯を実施。なお、東京汐留オフィスでは20時消灯を推進。(※24時間操業や交替勤務を行う工場と店舗・店頭を除く)

・資生堂ハイブリッドワークスタイルを導入
「リモートワーク/オフィスワーク」のシナジーを最大化し、目的に応じて組み合わせ、最適な働き方で・最大の効果を上げることを目指しています。

・コアタイムの無いスーパーフレックス制度の導入

その他関連する取り組み内容など

・「WEPs(女性のエンパワーメント原則)」署名企業である
・企業トップが「30%CLUB JAPAN」初代会長に就任している

【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴

職種・雇用形態転換制度

業種平均
20.3%
全体平均
12.9%
上場企業平均
26.4%

在宅勤務・テレワーク

業種平均
35.6%
全体平均
16.8%
上場企業平均
44.1%

正社員再雇用・中途採用制度

業種平均
24.8%
全体平均
14.9%
上場企業平均
31.0%

短時間勤務制度

業種平均
44.6%
全体平均
24.6%
上場企業平均
50.6%

教育訓練・研修制度

業種平均
22.2%
全体平均
13.4%
上場企業平均
29.2%

病気・不妊治療休暇

業種平均
21.2%
全体平均
7.2%
上場企業平均
18.5%

キャリアコンサルティング制度

業種平均
6.1%
全体平均
2.9%
上場企業平均
7.7%

年次有給休暇時間単位取得制度

業種平均
30.0%
全体平均
13.9%
上場企業平均
27.6%

フレックスタイム制度

業種平均
31.4%
全体平均
11.5%
上場企業平均
30.9%

日本標準産業分類における「化学工業」は、化学反応や合成を用いてさまざまな製品を製造する産業で、石油化学、医薬品、化粧品、肥料、合成樹脂など多岐にわたる分野を含みます。この分野では、製品の多様性や製造プロセスの高度な技術が必要とされる一方、安全管理や環境への配慮が不可欠です。技術革新と自動化が進む中で、新製品や材料の開発に携わる機会が多く、研究開発、製造管理、環境安全といった幅広いキャリアの選択肢があります。

化学工業の製品は、日常生活に不可欠なものから、産業用に特化したものまで多岐にわたります。例えば、プラスチックや合成ゴムなどの石油化学製品、医薬品や化粧品、肥料や農薬といった工業用製品などが含まれます。これらは多段階にわたる製造プロセスを経て生産され、原材料の調達から最終製品化までに高度な技術と専門的な知識が必要です。製造工程では、化学反応や条件管理が非常に重要であり、機器の操作や管理が求められます。

労働環境としては、シフト勤務が一般的で、工場では24時間体制での作業が必要です。安全第一の環境で働くことが求められ、大規模な設備や危険物を扱うため、体力や健康管理も重要です。キャリアパスとしては、研究開発職や製造管理、環境安全職などがあり、新しい技術や製品開発に関わる機会が豊富にあります。

会社概要

企業名

株式会社資生堂

代表者

代表執行役 会長 CEO 魚谷 雅彦

業種

化学工業

所在地

東京都中央区銀座7丁目5番5号

会社規模

5980人

会社規模詳細

男性:2498人 女性:3482人(2022年12月01日現在)