数字で見る女性活躍と両立支援
T&K TOKAの女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援の状況などを数字でまとめています。採用、従業員、働き方、キャリア、賃金の内容を、その他製造業の平均とともに、それぞれ数字で見てみましょう。
関連トピックス
- 求職者向けトピックス
その他の製造業には、主として他のいずれの中分類にも分類されない製品を製造する事業が分類されます。主な製品は、貴金属製品、ボタン、…
採用
採用者の性別割合
男性
60%
女性
40.0%
正社員
まずは業種平均から、採用者の女性割合の傾向を確認したうえで、現在の従業員の男女比も合わせて見てみましょう。上場企業における採用者の女性割合は、全体平均に比べてやや低い傾向にありそうです。
採用での競争倍率
男性
5.7倍
女性
3.3倍
正社員
採用での競争倍率は、人手不足の業種ほど倍率が低くなる傾向にありそうです。一方で、上場企業では全体平均よりも格段に競争が厳しく、また、女性の競争倍率が男性よりも高くなっているようです。
中途採用実績
男性
1.0人
女性
0.0人
まずは業種平均から、中途採用で性別による傾向があるか確認しましょう。上場企業における中途採用実績は、女性の採用が男性の半分以下となっています。
従業員
従業員数
703人
同業種の中でどの程度の会社規模か確認し、業績等も可能な限り調べておきましょう。
従業員の男女比
男性
85.3%
女性
14.7%
正社員
上場企業の女性割合が低い傾向にありそうです。ただし、全体的に従業員の男女比よりも高い割合で、女性を採用しているともいえそうです。
平均勤続年数
男性
17.8年
女性
12.8年
正社員
終身雇用の考えはほぼなくなってきていますが、勤続年数の平均から、中長期的なキャリア設計を測る指標として10年定着できる企業かという基準でみてもよさそうです。
働き方
有給休暇取得率
76.0%
管理監督職
取得率と合わせて、半日単位・時間単位などでの取得や、休暇の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
育児休業取得率
男性
43.8%
女性
116.7%
正社員
取得率と合わせて、育児休業から復帰後に、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができるかも確認しておきましょう。
平均残業時間
8.0時間/月
その他
数字と合わせて、長時間労働是正のための取り組みや残業の申請方法などの実態的な内容も確認しておきましょう。
キャリア
女性の係長級比率
4.9%
ー人/ー人
管理職・役員への女性登用のパイプライン構築のためには、内部人材の採用・育成の強化が必要不可欠です。外部からの採用だけでなく、既存社員へのリーダー育成に対する取り組みも確認するようにしましょう。
女性の管理職比率
1.8%
ー人/ー人
「管理職」の定義は法律でもやや曖昧で、企業によって定義が異なります。数字を参考にしつつも、フェアな賃金体制、機会の提供、業務の裁量権などの実態を確認するようにしましょう。
女性の役員比率
0.0%
ー人/ー人
政府は、プライム市場への上場企業を対象に「2030年までに女性役員の比率を30%以上に」等の数値目標を盛り込み、企業の女性登用を促しています。
賃金
男女の賃金差異(全体)
71.5%
男女の賃金差異は、女性の能力や意欲を十分に発揮できないことにつながるため、女性の自立や社会参加を阻害するだけでなく、経済成長や人口減少の対策にも悪影響を及ぼすと考えられます。
男女の賃金差異(正社員)
74.1%
日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、キャリアの中断や時短勤務が賃金格差の要因にもなっています。柔軟な働き方に関する制度とともに、運用面の実態を把握することが重要となります。
男女の賃金差異(非正規社員)
48.7%
一般的に、女性が男性よりも非正規雇用で働く割合が高いことが、賃金格差の原因の一つとされています。また、日本では女性が子育てや介護を担うことが多く、時短勤務が賃金格差の要因となっています。
女性活躍と両立支援の取り組み
≪男女がともに仕事と育児・介護を両立させています≫
育児・介護による休業や短時間勤務・看護休暇等を活用しながら、仕事と家庭の両立をしている従業員が多数活躍しています。
また、男性従業員も育児のための休業や短時間勤務の利用が増加しています。
≪働き方改革を積極的に進めています≫
年間の有給休暇取得率は平均75%を超えており、また、時間外労働も業界平均を下回っています。
これからもワークライフバランスを重視した働きやすい職場づくりに取組んでいきます。
≪多様性・人格・個性を尊重する働き方を推進しています≫
優秀な人材の獲得とダイバーシティの推進に向けて、女性および外国人の採用に注力した活動を実施しています。
また、高年齢雇用継続・障がい者雇用も積極的に取り組み、それぞれが役割を持って自分らしくいきいきと働いています。
仕事と家庭の両立に関する社内制度の概要
≪育児・介護と仕事の両立に向けた休業・休暇制度≫
■産前産後休業 : 出産予定日の6週間前(双子以上の場合は14週間前)から、出産の翌日以降8週間後まで休業が可能
■慶弔休暇 : 妻の出産に伴い分娩当日前後および出生後概ね1カ月以内で3日間休暇が可能
■育児休業 : 養育する子が1歳に達する日まで休業が可能(分割して2回取得可能)
■出生時育児休業 : 子の出生後8週間以内に4週間(28日)までの間の希望する期間休業が可能(分割して2回取得可能)
■子の看護休暇 : 養育する子が小学校就学前である場合、1年間に5日(子が2人の場合は10日)まで休暇が可能(時間単位の休暇も可能)
■介護休業 : 対象家族1人につき3回まで、通算93日まで休業が可能
■介護休暇 : 要介護状態の対象家族が1人の場合は1年間につき5日、2人以上の場合は1年間につき10日を限度として休暇が可能
≪育児・介護と仕事の両立に向けたその他支援制度≫
■育児短時間勤務制度 : 養育する子が小学1年生の年度末まで、1日の所定労働時間を6時間に短縮が可能
■介護短時間勤務制度 : 要介護状態の対象家族を介護する場合、対象家族1人につき3年の範囲内に2回を限度として
1日の所定労働時間を6時間に短縮が可能
■所定外労働の制限 : 【育児】3歳に満たない子を養育する場合 【介護】要介護状態の対象家族を介護する場合、制限が可能
■時間外労働の制限 : 【育児】小学校就学前の子を養育する場合 【介護】要介護状態の対象家族を介護する場合、制限が可能
■深夜業の制限 : 【育児】小学校就学前の子を養育する場合 【介護】要介護状態の対象家族を介護する場合、制限が可能
≪テレワーク勤務制度≫
次の場合には、在宅勤務・サテライトオフィス勤務・モバイルワークといったテレワーク勤務が可能
■自宅での業務が円滑に遂行できると認められ、テレワーク勤務を希望する場合
■その他の事情でテレワーク勤務を希望する場合
その他関連する取り組み内容など
≪埼玉県「多様な働き方改革実践企業」 最高位「プラチナ」認定≫
埼玉県では、女性の力で埼玉県の経済を元気にする「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」が進められており、その一環として「多様な働き方改革実践企業認定制度」が実施されております。
当制度は、仕事と子育て等の両立を支援するため、短時間勤務やテレワーク制度など、多様な働き方を実践している企業等を埼玉県が認定するものです。
3つの認定区分、プラチナ、ゴールド、シルバーの3段階があります。
<認定区分> プラチナ
<認定期間> 2023年2月1日~2028年1月31日(有効期間は5年間)
今後も多様な働き方を推進し、男女が共に生き生きと働き続けることができる職場環境づくりに、より一層取り組んで参ります。
【参考】社内制度の導入割合と業種の特徴
職種・雇用形態転換制度
在宅勤務・テレワーク
正社員再雇用・中途採用制度
短時間勤務制度
教育訓練・研修制度
病気・不妊治療休暇
キャリアコンサルティング制度
年次有給休暇時間単位取得制度
フレックスタイム制度
日本標準産業分類における「その他の製造業」は、宝飾品、スポーツ用品、玩具、楽器、文房具、日用品、医療器具など、特定の分類に属さない多様な製品を製造する業種です。この分野では、製品ごとに異なる特性や技術が求められ、多様なスキルが必要とされます。職人的なスキルが重要な分野から、大規模な工場での自動化生産まで、作業環境は多岐にわたります。
まず、宝飾品や貴金属製品の製造では、金や銀、宝石などを用いた高精度な加工技術が求められ、職人技が重要です。また、デザインやファッションのトレンドを把握し、消費者のニーズに対応することも求められます。一方、スポーツ用品の製造では、機能性と耐久性が重視され、カーボンファイバーなどの先端材料が多く使われています。素材に関する技術知識が不可欠です。
玩具やゲームの製造は創造力が鍵となり、子供たちに楽しんでもらうためのユニークなデザインが求められます。安全基準に対応した設計も重要であり、試作とユーザー評価を繰り返して製品を最適化する必要があります。また、楽器の製造では、音響技術と素材選びが音質に直結するため、高い技術力が求められます。特に、弦楽器などの精密な加工には職人技が不可欠で、品質と音色を保証するための手作業が重要です。
文房具や日用品の製造では、コスト効率を追求しつつ、デザイン性と機能性を両立させることが求められます。これらの製品は大量生産が一般的で、製造プロセスの効率化と品質管理が重要です。
技術面では、製品ごとに細部へのこだわりが必要であり、手作業と機械作業のバランスが重要です。特に高級品やカスタムメイドの製品では、職人技が重要な役割を果たします。また、素材に関する知識も必要で、製品に応じて最適な加工方法を選択することが求められます。スポーツ用品や日用品の分野では、新素材の導入が進んでおり、軽量かつ耐久性のある素材の活用が広がっています。製品開発においては、市場調査やプロトタイプ作成を通じて、消費者のニーズや市場のトレンドを把握し、機能性とデザインを両立させることが重要です。
労働環境としては、大規模な工場での大量生産から、小規模な工房での職人的な製造まで、幅広い作業環境が存在します。特に宝飾品や楽器などの高級品の製造には、伝統的な技術や手作業が中心となります。一方で、自動化された製造ラインでは、効率化のための技術が必要とされます。
キャリア面では、職人技を継承し、伝統